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2026.05.01

『日本の田舎は宝の山』

曽根原 久司(著)

日本経済新聞出版(2019/7/2) 880円

 

【感想】

著者は企業経営のコンサルタントを経るなかで日本の未来に危機を感じ、その改善を行うため山梨へ移住しました。その後、都市と農村の共生をすすめるビジネスをおこなうためNPO法人えがおつなげてを設立します。本書は、そんなえおつなげてを通じて、耕作放棄地の復活、農村観光ツアー、6次産業化による農村ビジネス等、様々な事業に取り組んだ実践がまとめられた一冊です。原著は2011年10月に刊行され、改訂・文庫化され本書が刊行されました。

少子高齢化と人口減少が進み、限界集落は増え、地方の活力は年々失われています。さらに近年は、海外要因の影響も受けて物価上昇が続いており、この流れは一時的なものではなく、今後もじわじわと私たちの生活や経営に重くのしかかってきます。長年「地方創生」という言葉が掲げられてきました。しかし、正直に言えば成功事例はほとんどありません。国が投じてきた多額の予算が無意味な事業に姿を変えてしまったものも少なくありません。地域活性化の象徴のように各地で整備された道の駅も、実際には赤字を抱え、場合によっては地域経済の重荷になっているケースすらあります。

本書では様々な挑戦をしています。えがおつなげてのHPと比較すれば、「挑戦した結果として何が残り、何が消えていったのか」がリアルに伝わってきます。

今のような混迷の時だからこそ、地方には可能性があるのではないかと思います。インフレが進むこれからの時代、眠っている資源、人とのつながり、地域ならではの強み――そうした日本の地方に目を向けることが、新たなビジネスの可能性につながる。そんなことを考えさせられる一冊でした。

 

【以下、引用】

都市と農村のニーズをつなぐためには、まず農村資源を把握することが重要です。農村資源にはいったいどういったものがあるのか。私はそれらを四つに体系化し、分類してみました。

①場所 / ②モノ / ③ヒト / ④無形資産

次に、農村資源の特徴づけを行います。農村資源の特徴がはっきりすれば、地域で最も有効な資源を探し出し、特徴を活かして事業の設定をすることができます。農村資源の特徴を把握する上では、次の三つの視点が重要です。

①数値化する

②ミクロとマクロの両面から押さえる

③多様な資源の価値を考える

なぜ数値化が重要かというと、農村資源というのは数値化されていないことが非常に多いからです。数値が無ければ事業規模がわからず、適切な事業設計ができません。たとえば、山梨県にはゆずの遊休果樹園があります。この遊休果樹園はどのぐらいの面積なのか、果樹園からはどのくらいの収穫量が見込めるのか、10アール当たり、または1ヘクタール当たりどのくらいか、ゆず1本からどのくらいの収穫があるのかを把握します。

全国を訪ねていると「うちの米は日本一うまいんだ」という農家にしばしばお目にかかります。でも、そのお米が本当に日本一おいしいかどうかはわかりません。当事者の思いやこだわりだけではない客観的な情報を把握する必要があります。

 

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2026.05.01

あいさつ

大澤賢悟です。

約5年ぶりに、恵那山へ行ってきました。

今回の目的は、「この5年間でどのぐらい歩けるようになったのか」の確認と、あわせてトレーニングです。山に登ると、体力や持久力はかなり正直に数字で出ます。なんとなく「前より歩ける気がする」という感覚ではなく、過去の自分と比べてどうかがはっきり分かるのが面白いところです。

コースは広河原登山口駐車場からの往復約11km、標高差は約1,100m。5年前、このコースを歩いたときは8時間25分かかりました。当時はかなり疲れていた記憶があります。今回は3時間47分。降りてからも、多少余裕がありました。人は年齢を重ねると衰えると言われますが、鍛えれば伸びる部分もまだまだあるなぁと感じました。

年齢的には、衰えが進みそうですが、次の目標に向けて、またコツコツ積み上げていこうと思います。

 

 

補助金・税制優遇の見直し時代へ

補助金や税制優遇の見直しが本格的に始まりそうです。政府は「日本版DOGE」という形で、補助金や租税特別措置法に基づく各種の税制優遇について、本当に効果があるのかを改めて検証しようとしています。

租税特別措置というと少し難しく聞こえますが、簡単にいえば「特定の設備投資をしたら税金を軽くする」「一定の政策目的に沿う企業に優遇措置を設ける」といった仕組みです。本来は企業の投資や成長を後押しするための制度ですが、一度作られると見直しがされにくく、「本当に今も必要なのか」という議論がたびたび出てきます。

今回、特に厳しい目が向けられているのが補助金です。前向きな設備投資や新たな取り組みのきっかけになる一方で、「生産性の低い企業の延命につながっている」という厳しい指摘も出ています。補助金によって本来であれば見直すべき事業がそのまま続いてしまったり、申請の複雑さゆえに支援コンサルへの報酬ばかりが膨らんでしまったりと、本来の目的から少しずれた使われ方も見受けられます。

ただ、ここで経営者が考えるべきことはシンプルです。補助金があるからやる、税制優遇があるから買う、ではなく、それが本当に会社の利益を増やす投資なのかという視点です。制度はあくまで追い風であって、経営判断の軸ではありません。仮にこうした支援策が縮小されたとしても利益が残るのか。そこまで考えたうえで意思決定することが、これからの経営にはより重要になってくると思います。

 

 

こんなDXもあり?-しゃぶ葉の予約の空きを自動でチェック

身近なことから、自動化してみませんか?「自動化」と聞くと、AIや難しいプログラミングを思い浮かべる方も多いですが、実はもっと身近なところから始められます。例えば、「繰り返し確認していること」を代わりにチェックしてもらうだけでも立派な自動化です。

私も最近、Google Apps Scriptを使って、しゃぶ葉の予約監視システムを作ってみました。特定の日に空きが出たら通知する仕組みです。結局ほとんど空かず、予約は取れなかったのですが(笑)、自分で何度も確認する手間が省けるのはかなり便利です。それに、「そもそも予約ってほとんど空かないんだな」という気づきも得られました。

このように、日常のちょっとした“確認作業”は自動化と相性が良いです。例えば、特定のニュースを定期的にチェックしたり、条件に合う情報だけ通知したりすることも簡単にできます。従来のプログラムだとパソコンをつけっぱなしにする必要がありますが、クラウドを使えばその必要もありません。しかも今は、コードもほとんど自分で書かずに実現できる時代です。

まずは「自分が面倒だと感じていること」を一つ見つけてみる。そこから自動化を始めてみると、思った以上に生活が変わるかもしれません。

 

 

相続税についてのお尋ねは重要なサイン

相続が発生したあと、しばらくして税務署から「相続税についてのお尋ね」が届くことがあります。これ、何となく軽く見てしまう方も多いのですが、実はかなり重要なサインです。見方を間違えると、その後の対応を誤ります。

まず前提として、この「お尋ね」は誰にでも送られるものではありません。税務署が「この方は相続税の申告が必要になる可能性がある」と判断した相続人に対して送付しています。つまり、一定のフィルターを通過している状態です。では、その判断は何をもとにされているのか。ここがポイントです。税務署は、亡くなられた方の過去の収入、不動産の保有状況、生命保険金の支払い、金融機関の取引情報など、様々なデータを横断的に把握しています。いわば、「見えている範囲の資産」から、ある程度の財産規模を推定しているわけです。

その上で「これは相続税の対象になる可能性がある」と判断された場合に、このお尋ねが送られてきます。言い換えれば、「一定以上の財産を持っていたのではないか」と税務署が考えている証拠でもあります。

ただし注意したいのは、お尋ねが来た=必ず相続税がかかる、というわけではないという点です。実際には基礎控除の範囲内で収まるケースもありますし、評価の仕方によっては申告不要になることもあります。

しかし、それでも「マークされている状態」であることは間違いありません。ここをどう捉えるかで、その後のリスクが大きく変わります。

少なくとも、このお尋ねには何らかの形で回答しておくべきです。無視してしまうと、「回答がない=問題あり」と受け取られる可能性があります。特に、財産規模が微妙なラインであれば、説明次第で不要と判断されることもありますので、ここでの対応は非常に重要です。

一方で、明らかに相続税が発生するレベルの財産があるにもかかわらず、何も対応しないというのは、かなりリスクが高い行動です。この場合、税務調査に進む可能性は一気に高まります。税務署としても、一定の根拠をもって「おかしい」と見ているわけですから、放置すればそのまま終わるという期待は持たない方が良いでしょう。

さらに気を付けたいのは、内容に虚偽を書いてしまうケースです。「少しくらいなら大丈夫だろう」と思って事実と異なる記載をすると、後で調査が入った際に重加算税の対象となる可能性があります。重加算税は通常の追徴課税とは異なり、意図的な隠ぺい・仮装と判断された場合に課されるもので、税額が最大で40%上乗せされます。

ここまで来ると、単なる「申告漏れ」では済まなくなります。

結局のところ、この「お尋ね」は単なるアンケートではありません。税務署からの「確認の入口」であり、「見られている」というサインです。軽く扱うのではなく、現状を正確に把握し、必要であれば専門家と一緒に対応を整理する。これが結果的に一番コストを抑える行動になります。届いた時点で勝負は始まっています。どう対応するかで、その後の展開は大きく変わります。

 

 

2028年の金融インフラを先取り 丸井の仮想通貨カード構想

丸井グループが一歩先を打ってきました。今回「仮想通貨で引き落としができるクレジットカード」を開始します。これは単なる決済手段の多様化ではありません。もともと丸井グループは、新宿を中心に百貨店のイメージが強い一方で、実態はエポスカードを中心とした金融ビジネスへ大きく舵を切ってきた企業です。店舗で顧客と接点を持ち、カードやアプリを通じて生活全体の決済へ広げていく。その延長線上に今回の提携があります。

もっとも、現時点で暗号資産による引き落としが一気に普及するかというと未知数です。実需というより、まずは「日本初」という話題性を作り、市場での存在感を高める狙いも大きいでしょう。ただ、丸井の強みはそこから先にあります。若年層との接点が強く、「マルイ」というブランド自体が若者文化との親和性を持っています。暗号資産に関心を持つ層とも重なりやすく、新しいサービスへの入口として機能する可能性があります。話題づくりにとどまらず、若者との接点強化という意味でも、丸井らしい戦略的な一手に見えます。2028年から仮想通貨の流動性が高まる可能性に向けて今後も各所から様々なサービスが出てきそうです。

 

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2026.04.03

『最速で仕事の進め方が激変する

Google NotebookLM 徹底活用術』

ヨス (著), 松山 将三郎 (著), 染谷 昌利 (著)

日本実業出版社(2026/1/9)  2,200円

 

【感想】

汎用的な生成AIにはハルシネーション(誤情報の生成)がつきものです。この課題をできる限り抑えるために考えられた技術が、RAG(Retrieval-Augmented Generation)です。RAGは、ベースとなるAI(GoogleであればGeminiなど)が文章を生成する際に、あらかじめ指定した情報のみを参照させる仕組みです。

本書は、そのRAGの考え方を実務レベルで活用できるツールとして、特に知名度の高いNotebookLMの使い方を解説した一冊です。HowTo系の書籍であるため、ツールの仕様変更によって内容が陳腐化する懸念はありますが、現時点では内容に問題はなく、巻末には読者限定の特設サイトも用意されており、仕様変更への対応も意識されています。

本書で扱われている内容は、NotebookLMの中でも比較的基礎的な機能が中心です。ただし、こうした基礎機能の組み合わせこそが応用につながるため、NotebookLMをまだ使いこなしていない人にとっては、一度体系的に理解するのに非常に適した内容だといえます。

NotebookLMは汎用的な生成AIとは異なり、参照元を限定することで、比較的信頼性の高いアウトプットを得られる点が特徴です。また、生成された情報の出典も明示されるため、検証可能性という観点でも優れています。従来の生成AIでは難しかった使い方が可能になるツールであり、正しく理解すれば非常に有用性の高い一冊です。

 

【以下、引用】

信頼できる「自分だけの情報」を活かすNotebookLMの特性

NotebookLMは、汎用AIとはまったく異なるアプローチで設計されています。NotebookLMの最大の特徴は、ユーザー自身がアップロードした特定の情報源(ソース)にのみもとづいて動作する点にあります。

・情報源の限定

PDFファイル、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、テキストファイル、ウェブページのURL、音声ファイルなど、ユーザーが提供した情報を「唯一の情報源」として扱います。

・ハルシネーションの大幅な抑制

参照する情報が限定されているため、インターネット上の不確かな情報に影響されることなく、誤った情報を生成するリスクをきわめて低く抑えられます。

・引用元の明確化

AIの回答が、どの情報源のどの部分に基づいているのかを明示的に示してくれるため、情報の信頼性を容易に確認し、さらに深く掘り下げることができます。

・個人専用の知識データベースの構築

自分の業務マニュアル、過去の議事録、研究論文、個人的な読書メモなど、自分だけの情報資産をNotebookLMに取り込むことで、それらすべてを一元的に管理し、AIの力で効率的に検索・分析できる個人専用のデータベースを構築できます。

 

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2026.04.03

あいさつ

大澤賢悟です。

人にはまったくお勧めしませんが、今年も雪山歩きを楽しんでいます。

冬の平日の雪山は人が少なく、バリエーションルートに入ると、誰にも会わないことも

あります。雄大な自然を独り占めしているようで、とても贅沢な時間です。

特に雪山は、雪の白と空の青のコントラストが圧倒的に美しく、山頂でぼーっと眺めているだけで満たされます。スマホが寒さで落ちるほどの気温でも、装備をしっかり整えていれば、天候次第ではそれほど寒さは感じません。(マイナス10度、風速10mぐらいまでなら結構平気です)

広がる景色に加えて、樹氷や雪庇といった雪山ならではの造形も見応えがあります。

ただし、危険で体力的にもかなりきついので、やはり人にはお勧めしません。

 

 

消費税、免税事業者のままで大丈夫?

インボイス制度の経過措置として認められている、免税事業者からの仕入れに対する80%控除は、令和8年9月で終了します。本来は50%に下がる予定でしたが、法改正により一時的に70%控除が2年間続く見込みです。ただし、これはあくまで“延命措置”。最終的には控除はゼロになります。

では何が起こるか。シンプルです。元請け側の負担が増えるため、「免税事業者との取引はコストが高い」と判断されやすくなります。結果として、価格交渉や取引見直し、場合によっては取引停止という流れが強まっていきます。

もちろん、高齢でお小遣い程度に続けている場合であれば、無理に制度対応せず、できる範囲で続けるという選択もあります。一方で、事業として継続・成長を目指すのであれば、課税事業者への転換は避けて通れません。70%控除の間は何とかなるかもしれませんが、数年後には同じ問題に直面します。

「免税だから成り立つビジネス」から、「価値で選ばれるビジネス」へ。今回の制度変更は、その転換がすすむと捉えるべきでしょう。

 

 

鈴木農林水産大臣、頑張ってください!!

鈴木農林水産大臣が3月5日、Xに次の投稿をしました。

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花粉がキツイこの頃。私も花粉症……涙。

農林水産省では、まずは、花粉が多くなる20年生以上のスギ人工林を431万haから2割減少させます。

年間伐採面積を5万haから2033年度までに7万haまで増やし、花粉の出ない杉を植える等の対策を講じます。地道な取組ですが、少しでも進むよう努力します。

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米とか農業政策とかの応援ではなくて何なんですが、スギ花粉症、本当にきついので、ぜひともどんどん切って欲しいです。少しずつ地道な努力を行っていただくことが、結局、一番早い解決方法かもしれません。

 

 

2026年度税制改正関連法成立、国民の暮らしはどう変わる?

2026年度の税制改正関連法が、3月31日に参議院本会議で可決・成立しました。

今回の改正では、所得税が課税され始めるいわゆる「課税最低限」が、従来の160万円から178万円へ引き上げられました。これは、基礎控除と給与所得控除の合計額に基づくものです。さらに、この金額については、今後は2年に1度、直近2年間の消費者物価指数(CPI)の上昇率に連動して見直される仕組みが導入されています。

一方で、社会保険の適用基準となる収入水準や、住民税における控除額については、今回の改正では変更がありません。このため、所得税の負担は軽減されるものの、いわゆる「年収の壁」による就業調整の問題が大きく改善されるとは言い難く、労働時間の増加などには必ずしも直結しない可能性があります。

また、少額投資非課税制度(NISA)については、18歳未満を対象とした新たな制度が創設されました。年間投資上限額は60万円、非課税保有限度額は総額600万円とされています。積立資産の引き出しは原則として子どもが12歳以上となってから可能であり、かつ本人の同意が必要です。なお、この未成年向けNISA口座は、18歳到達時に自動的に成人のNISA口座へ移行する仕組みとなっています。

本制度は、かつて存在し廃止された未成年NISAの実質的な復活と位置付けられます。NISAの活用により、資産形成の支援のみならず、相続対策や金融教育の観点からも一定の効果が期待されるため、制度の趣旨を踏まえた適切な活用が重要といえるでしょう。

 

 

41日より自転車にも反則切符

4月1日から、自転車の交通違反に対して「青切符(交通反則切符)」を交付する制度が始まります。走行中の携帯電話使用、いわゆる「ながら運転」や、危険な歩道走行など、安全面に問題がある行為に対して反則金が科される仕組みです。対象は16歳以上で、違反行為は113項目、反則金は3,000円から1万2,000円とされています。期限内に納付すれば刑事罰は問われませんが、酒酔い運転など悪質なものは従来どおり赤切符の対象となります。

もっとも、違反が確認されたからといってすぐに反則金という運用ではなく、基本は指導・警告が中心とされています。制度の目的が交通ルールの浸透にあるためです。指導に従わない場合や、周囲に危険を及ぼす行為については厳格に適用されることになります。例えば、ながら運転や遮断踏切への立ち入り、ブレーキ不良の自転車の運転などは、その対象になり得ます。

歩道走行については関心が高いところですが、原則は車道走行とされつつも、車道が危険な場合には例外的に認められています。その場合でも徐行し、歩行者への配慮が前提です。歩行者に危険を及ぼすような走行でなければ、直ちに取り締まりの対象になるわけではありません。なお、ヘルメットについては引き続き努力義務にとどまっており、未着用だけで取り締まりの対象になるわけではありません。

一方で、私自身はこの運用が不透明に感じられたため、自転車を買うのを見合わせてしまいました。強制的に車道を走らなければならない場面はどうしても危険に感じますし、安全に配慮して運転していたとしても警察から何か指摘されるのではないかという不安があり、どうも積極的に乗る気になれなかったためです。そもそも道路環境の整備が十分とは言えない中で、罰則だけが先行しているようにも感じてしまいます。

近年、自転車の違反摘発件数は増加しています。ルールの明確化と安全確保という方向性自体は理解できますが、実際の運用が利用者にとって納得感のある形で浸透していくかが今後のポイントになるのではないかと思います。

 

 

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2026.03.04

『小さな会社の売れるしくみ』

久野高司(著)

フォレスト出版(2024/10/10) 1,980円

 

【感想】

個人事業主や中小企業を中心に約3,000件、200業種の支援実績を持ち、集客力向上、売上拡大、利益率改善、顧客層の最適化などをサポートしてきた著者が、中小企業向けマーケティングの本質をまとめた一冊です。

本書の特徴は、一般的なマーケティング書に見られるようなフレームワークの網羅的な解説をあえて控えている点にあります。フレームワークが登場する場合も、カタカナ用語をそのまま使うのではなく、日本語に置き換え、より平易で実践的な表現に落とし込んでいます。例えば、よく知られるSTPについても、「S(セグメンテーション)=市場を分けること」「T(ターゲティング)=分けた中のどこを狙うかを決めること」「P(ポジショニング)=独自の立ち位置を築くこと」といった具合に、直感的に理解できる形で紹介されています。

著者自身が冒頭で「最新のマーケティング理論や流行の集客手法は学べません」と明言しているとおり、本書は目新しいテクニックを提示するものではありません。いわゆるHowTo型の即効性をうたう内容ではなく、小さな会社が着実に成果を上げるための「売れる仕組み」を、平易な日本語で丁寧に解説しています。

さらに重要なのは、その「仕組み」が著者独自の奇抜な理論ではないという点です。実際には、広く一般的に活用され、効果が実証されてきたマーケティング手法を、中小企業の経営者でも理解・実践できるよう再構成したものです。言い換えれば、大企業や専門家向けに設計された理論体系を、中小企業の社長が自社で活かせる形に翻訳し直した一冊だといえます。

理論を学ぶための本というよりも、現場で使い続けるための実践書です。

 

【以下、引用】

ルール1 戦略設計 選ばれる理由が必要

一番重要な「選ばれる理由」=差別化コンセプトを作る領域のお話です。当たり前ですが、お客様は要るモノは要るし、要らないモノは要りません。要るモノであったとしても、あなたと似たような商品・サービスを売っている競合・ライバルが無数にいます。ですから、明確な「選ばれる理由」がなければSNSや営業や広告を一生懸命頑張っても選ばれる確率が大きく下がります。

ルール2 商品設計 商品体験の流れ

どれだけ素晴らしい選ばれる理由のある差別化コンセプトができたとしても、お客様が選んだり買ったりして価値を体感できる商品・サービス」に落とし込まれていなければ、お客様は買えませんよね。…お客様は、商品・サービスの価値を知りませんし、関心もありません。良く知らないものを、よく知らない人から買って失敗したくないのです。

ルール3 集客設計 購買プロセスの流れ

選ばれる理由のある素晴らしい商品があったとしても、お客様がその商品の存在を知らなければ売れません。だからこそ、お客様のココロの流れに沿って、商品を知ってから、検討・購入し、最終的にファンになっていただくような購買プロセスの流れを組み立てることが必要です。

 

 

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