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ブログBlog

2023.03.03

あいさつ

 

大澤賢悟です。皆さんは本を読んでいますか?細井平洲先生のお言葉に「学思行相まって良となす」があります。考えるためにもアウトプットにもインプットは必要で、その中でも効率的な方法が読書だと思っています。私は、毎年ノルマを作って読んでおり、今年は年72冊がノルマです。そのほかに週刊のニュース雑誌と日経新聞を読んでいます。是非、積極的に本を読んでみませんか?

 

 

相続税対策が大きく変わる?

 

 令和5年度税制改正大綱により、生前贈与加算と相続時精算課税制度が改正される予定です。改正後の生前贈与加算では、従来、相続財産に組み入れられる贈与の期間が相続発生前3年間分から7年間分に延長されます。また、相続時精算課税制度では、従来精算課税開始後のすべての贈与財産が対象だったものが、年110万円までは対象外となります。つまり、この110万円は相続時に加算する必要がありません。大綱通り改正されると、相続時精算課税制度で懸念点として考えられていたことが解消され使いやすくなります。一方、暦年贈与が使いづらくなります。状況に応じて選択肢が複雑になりますので、活用する場合には専門家への相談をお勧めします。

 

 

中学校の教科書読めますか?

 

 (一社)教育のための科学研究所が膨大な統計データから、近年多くの社会人が日本語を正しく読めていない可能性があることがわかりました。これが原因で、指導をしても伝わらない、お客様に間違った回答をするなど、ビジネス上のトラブルが起こることが示唆されました。日本語を読めるかどうかはRSTというテストで確認することができます。例題を1問出しますので試しに解いてみてください。「アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。」としたとき、「グルコースからできているのは、デンプンと(  )である。」の( )に入るのは次のうちどれでしょう?①セルロース②アミラーゼ③酵素④形

 

 

ChatGPT APIがリリース

 

 ChatGPT APIが3月1日にリリースされました。APIとは「Application Programming Interface」の頭文字をとったもので、プログラムにつなぐための窓口のようなものです。例えばChatGPT APIを使うことで、自分で作ったプログラムや他のプログラムでChatGPTの機能を使うことができます。既にChatGPTの機能を活用したサービスを提供している会社もあります。AI技術の活用は今後ますます加速することが予想されます。他社との競争に勝つためにも、中小企業も積極的に新しい技術にチャレンジする必要があります。

 

 

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2023.02.01

あいさつ

 

⼤澤賢悟です。1月は冬のアルプス、⻄穂⾼独標へ⾏ってきました。道中は天気が悪く吹雪く場⾯もありましたが、⼭頂につくころには回復し、真っ⽩な⼭々と⻘空を楽しみました。⻄穂⾼はロープウェイで上まで登れるため観光客も多い⼭です。海外からの観光客もたくさん来ており、いろいろな国の⾔葉が⾶び交っていました。コロナは過去のこととして経営を⾏う必要がありそうです。

 

 

AIの成⻑

令和4年は絵を描くAI(Stable Diffusion)が話題になりました。今まで人が時間をかけて描いていたような絵を短時間で作ってしまうことに世界が驚きました。しかし年末からは絵を描くAI以上に、ChatGPTがAI界の話題を独占しました。ChatGPTは対話型のAIでネット上の様々な文字情報をもとに、人間が⾏っているかのような会話をします。例えば、「2月の新聞記事で使える200文字ぐらいの枕詞を考えて」とChatGPTに聞くと「暖かい風が吹き、水たまりが溶け始め、春がやってきた。今年もまた、新しい希望と可能性を私たちにもたらすであろう。これは、新しいチャンスを掴むための時であり、前に進むための勇気を持つための時でもある。私たちは、新しい年を迎えることで、新しい道を切り拓くことができる。今年も、私たちは前を向いて、新しい挑戦に立ち向かっていこう。」と答えました。さらにすごいのは、これに対して「他には? 」という質問をこちらから投げかけると「人生は旅のようだ。それは、道のりが険しいこともあれば、まっすぐな道のりもある。だからこそ、人生の旅を楽しむことが大切だ。そして、それを楽しむためには、常に前を見て、前進し続けることが必要だ。だからこそ、人生を楽しむことで、人生はより豊かになり、より幸せになる。人生の旅を楽しんで、人生を謳歌しよう。」と答えることです。内容はともかく話すような方法で質問できることは時代の変化を感じさせます。さらにAIには様々なものがあります。文字起しをするWhisper、論文を検索するElicit、プログラムを作るAlphaCode等々。これからも様々なAIツールが誕生します。今後は、様々な問題を抱えながらこのようなAIをどこまで活⽤できるか︖が経営者に求められそうです。

 

コロナ融資の借り換え

コロナ融資の据え置き期間が終了し、返済が始まった会社も増えました。財政が回復しておらず、返済がきびしい場合にはなんらかの対応が必要です。その方法の1つに融資の借換えがあります。融資の借換えとは返済期間の違う複数の融資や既存の融資を別の1本の融資にまとめることです。別の融資にまとめる中で返済期間を延ばし、月々の返済額を減らすことができます。コロナ融資における借換え保証も1月より開始されることが発表されました。ただし、なんでも借換えができるわけではなく、プロパー融資(保証協会なし)の融資を保証協会付き融資で借換えることはできません。他にも複数⾏の融資をまとめたり返済期間の⻑い設備融資などはまとめられないのが⼀般的です。融資の返済予定を踏まえてどの借⼊⾦をまとめていくかを検討しつつ、⾦融機関と連携を密にすることが重要です。

 

 

 

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2023.01.01

あいさつ

⼤澤賢悟です。新年あけましておめでとうございます。⼀年の計は元旦にありと言われます。今年1年の基本的な経営計画は作成しましたか︖⼤澤税理⼠
事務所では2023年の経営計画書は昨年中に製本が完了し、無事、今年も新しい計画でスタートすることができました。目に⾒えないものはなかなか活⽤で
きません。経営計画は目に⾒える形で残すことをお勧めしています。

 

迷⾛するインボイス制度
令和5年10月より始まるインボイス制度が様々な団体からの意⾒により迷⾛しています。令和5年度の税制改正⼤綱によれば、インボイスの導⼊に伴い免税事業者から課税事業者となった場合、令和8年9月30日までの期間を含む課税期間で納税額が売上税額の2割が上限となったり、1万円未満の
値引きや返品等について返還インボイスを交付する必要がなくなりそうです。⼀時的に処理が楽になるようであれば問題ないのですが、直前まで制度が⼆転三転すると正しい処理の⽅法がなかなか広まりません。また、ひっそりと⼿間が増える改正が含まれないとも限りません。制度開始までほとんど時間がありません。今後の法改正に注目していきましょう。

 

コロナ融資の返済条件を⾒直す(リスケジュール)
コロナ融資が始まり3年近くたちました。据え置き期間が終了し返済が始まった会社も出始めました。しかし当初の予定ほど売上・利益が上がらず返済に苦しむケースも出ています。このようなケースに対応する⼿段の1つがリスケジュール(リスケ)です。リスケは⾦融機関と交渉し毎月の返済額を減額・据置
することで資⾦の安定化を図るものです。ただし目的は延命ではありません。返済猶予期間中に事業再⽣を⾏うことが目的です。リスケをする際には「今後の経営計画」と「⾦融機関別取引明細」を作成し相談に⾏きましょう。複数の⾦融機関から借り⼊れをしている場合、すべての⾦融機関に⾜並みをそろえてもらう必要もあります。資⾦が尽きる前に完了するように余裕をもって交渉を開始してください。

 

⼈⼿不⾜に対応する
コロナの落ち着きとともに⼈⼿不⾜が加速しています。そのため従来の求⼈に対する意識を改め、戦略的・戦術的な求⼈が必要です。例えば、会社の財務・収益状況次第では有料求⼈紹介事業者を活⽤したほうが結果的に儲かる場合もあります。つまり無料求⼈広告のほうがかえって損をする場合があるのです。また、より良い⼈材を集めるための準備も重要です。例えば、本当に欲しい⼈材を明確にしたり求職者に対してアピールする内容を数値化・言語化することも効果的です。どのような媒体を使うのかや法律的に満たすべき記載事項も意識が必要です。多様な視点で取り組んでください。

 

 

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2022.12.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。すっかり登山が趣味となり11月は御在所岳、烏帽子岳、八ヶ岳に行ってきました。八ヶ岳は雪が積もり冬山になっていました。道中はほとんど風がなかったのですが尾根に出ると強風が吹き荒れ、時折突風がやってくるほど。突風はかなり強く子供の体重では吹き飛ばされる可能性があったためやむなく撤退となりました。残念ですが無理は禁物ですね。

 

 

実質負担額0円でふるさと納税を活用!

今年はふるさと納税を活用しましたか?ふるさと納税は所得に応じて上限はあるものの、2,000円の負担でいろいろな返礼品を受け取ることができます。そんなふるさと納税は、楽天のキャンペーンを活用することでよりお得に使えます。楽天では複数の店舗から購入することで付与ポイントが増えていくキャンペーンを行うことがあります。通常、楽天ポイントの付与は1%分ですが、キャンペーン期間中は10店舗で購入するとポイント付与が10%に増えます。10店舗というと大変そうですが最低購入額は1000円以上。このキャンペーンをうまく活用すれば自己負担の2,000円分以上に楽天ポイントを取得できます。同時に普段の買い物をこのタイミングですればこちらも10%のポイントがつきます。お得に活用して下さい。

 

オンラインの副業も見張られています

インターネットを通じたシェアビジネス(時間・もの等)が可能となり様々な副業が増えました。Web3.0時代が到来しNFTなど新しい形態も出てきています。このような新しい環境での副業なら税務署もわからない・・・という甘い考えは捨てましょう。国税庁にはネットビジネス対策プロジェクトチームが作られ200名以上の専門家が様々な経済取引をチェックしています。2022年11月25日の日経新聞には、マッチングアプリを介して知り合った人と飲食を共にする「ギャラ飲み」で所得を得ていた女性に対して東京国税庁が追徴課税を行った記事が出ていました。記録の残りにくいオフライン取引とちがいオンライン取引は個人情報とともにデータベースに記録されています。気をつけてくださいね。

 

 

 

領収書を保管する習慣を

前月の第52号でお伝えした通り令和5年10月よりインボイス制度が開始されます。インボイス制度が開始されるとインボイスを保管していないと消費税上の経費として認められません。インボイス制度の開始までは、まだ少し時間がありますが前もって準備が必要です。その1つが領収書の保管を習慣づけることです。今まで行えていなかったことを、ある日突然行うのは困難です。インボイス制度が開始された日から領収書の保管が必ずできるよう、まだ時間のある今から意識的に取り組んでください。早めに取り組むことで領収書の保管を習慣化できます。早め早めの心掛けが重要です。

 

 

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2022.11.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。10月は西穂高岳・焼岳と初の北アルプスに登ってきました。西穂高岳は岩稜ルートで危険な個所も多いルートですが子供はとても楽しんでいました。焼岳は活火山。ところどころ地面が暖かく間欠泉も噴き出ていました。また10月は家族で初のテントキャンプも行いアウトドアを満喫しました。新しいことに挑戦すると刺激になって楽しいですね。皆様はどのようにお過ごしですか?

 

 

インボイスで領収書が厳格化

 

 令和5年10月よりインボイスが導入されます。インボイスの導入にあたって、従来以上に領収書の保存が厳格になります。現在(インボイス導入前)の消費税では、「3万円未満の支払いは帳簿記載のみでよい」という金額の特例がありました。そのため、本来は法人税法上では1円から領収書が必要であるにもかかわらず、少額の場合にはクレジットカード明細等があれば、あまり大きな問題になりませんでした。しかし、インボイス導入後は、一部の例外(公共交通機関や自動販売機等)を除き、金額の特例は適用されません。つまり、インボイス導入後は領収書等がない場合には税務上、経費として認められません。カード明細、銀行通帳は参考情報(下記)となりますのでご注意ください。

 

 

クレジットカード明細・銀行通帳は資料とは認められない

 

 消費税法上の金額の特例(上記)により、従来大きな問題となることが少なく、クレジットカード明細や銀行通帳をもとに、やむを得ず経理をするということが、これまでは多々ありました。しかし、国税庁の見解ではクレジットカード明細や銀行通帳は資料とは認められていません。特にインボイスが導入されるとこの扱いが厳格になります。インボイスには「取引の相手先から受け取った」という要件があるためです。クレジットカード明細や銀行通帳は取引の相手側から受け取ったものではありません。また肝心なインボイス番号もありません。つまり、導入後はインボイス番号のある適格請求書がない限り、消費税上の経費としては認められません。導入後は、資料の保存が厳格化されるのでご注意ください。

 

 

電子データの電子保存義務化(令和6年1月1日以降)

 

 近年、事務コスト削減のため、様々な明細が電子化されるようになりました。そのため個人店舗でも紙の領収書が出ないケースが増えてきました。またAmazonのように、オンライン店舗での購入の場合には紙の領収書が発行されず、Web明細を確認するしかないケースも多々あります。このような電子データは令和6年1月1日以降、電子データのまま保存することが義務化されます。本来、令和4年1月1日から施行される予定であったものが猶予されたものなので、次回は厳格に適用されると考えられます。電子データもインボイスです。正しく保存しないと経費として認められないのでご注意ください。

 

 

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