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ブログBlog

2023.07.03
事務所通信 第60号 (2023年7月)

あいさつ

 

大澤賢悟です。例年、空梅雨が続いていましたが、今年の6月はよく雨の降る梅雨らしい天気でした。さらに日本気象協会の発表によれば今年の夏は例年よりも気温が高く、厳しい暑さとなるとのことです。コロナ禍が明けた夏、皆様はどのような予定を立てていますか?私は海に山に活発に活動する予定です。今年の夏は、熱中症や脱水症状に気をつけて活動しないといけませんね。

 

 

新しい商売の事業計画を立てよう

コロナ禍が明け、リベンジ消費等、市場が動き出しました。このタイミングで積極的にビジネス展開!と行きたいところです。しかし、その気持ちを遮るように、円安やエネルギーコストの上昇に伴うを原価の高騰、人材不足・人手不足に伴う人件費の上昇と、中小企業を取り巻く環境がますます厳しくなっています。それでもなお、中小企業が生き残り新たな成長を遂げるためには、この困難を乗り越える創意工夫が必要です。既存ビジネスの範囲を超えた製品・サービスの開発や、新しいマーケットの開拓も効果的です。また、現在の課題に対するソリューションを提供することで、既存の顧客だけでなく新たな顧客層を獲得するチャンスもあります。新しい商売の事業計画をたて、市場で実践しながらブラッシュアップしてください。

 

 

融資相談をするときは資金使途を明確に

金融機関が融資の依頼を受けると、申込金額が妥当かどうか、2~3期分の決算書を確認し動きのない不良債権はないか、不良在庫はないか確認し審査をします。そのタイミングで金融機関に融資金額だけではなく、融資の利用計画を伝えることが重要です。その資金は何に使用するのか。借入することでどのような成果が得られるのか。利益が計上でき返済は確実なのか等は金融機関にとって気になる内容です。にもかかわらず運転資金融資の場合、資金使途の具体的な内容や直近試算表以外の資料を銀行から要求されないケースが多いです。しかし、銀行担当者からすると以上のような情報が明確に説明できれば、審査をスムーズに進めることが出来ます。ぜひ、こちら側から情報を伝えていきましょう。

 

 

資金繰り表を活用していますか?

資金繰り表とは「企業の資金がいつ・いくら足りなくなるのか」を確認する為の資料です。売上・仕入と入金・支払のタイミングはどの業種でもズレるのが一般的です。その為、損益と現預金のズレは頻繁に起こります。こうしたことから、経営上は損益とは違う視点で資金の実態を把握する必要があります。その為、金融機関は資金繰り表も重要視しています。作成し利用することで実際にいくら資金が必要なのかを把握することができますし、数字に強い経営者として金融機関からも信頼を得ることができるようになります。直近の決算書から資金繰り表を作成してみませんか?

 

 

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