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ブログBlog

2020.01.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。お正月と言えばお餅、どんな食べ方が好きですか?私は砂糖醤油+海苔がイチ押しです。また「お雑煮マップ」で検索すると、全国のお雑煮の餅事情が載っている面白い地図が出てきます。食べ過ぎ、風邪やインフルエンザにも気をつけて、皆様元気にお過ごしください。

 

保守契約も消費税の経理処理にご注意

消費税が10%に上がり多くの影響が出ています。そのうちの一つに保守契約があります。保守契約は長期間にわたって契約が行われますが、1か月単位でサービスの提供が完了するものや、1年単位でサービスの提供が完了するものがあります。例えば、1か月単位でサービスの提供が完了するものを5年契約していた場合、10月1日以降のサービスは8%から10%に消費税が変わります。そのため、当初支払った分に追加して、10月1日以降のサービスにかかる部分の消費税差額だけが請求されます。リース契約では契約方法によって対応が違いますし、定期購読などは契約の締結時期により取り扱いが違います。このように似たような取引でも取り扱いが色々ありますので注意が必要です。

 

 

金融機関との信頼関係を高めていますか?

 

金融機関からお金を借りるとき、どんなことを気にしますか?一番多いのは利息ではありませんか?では立場を変えて金融機関から見てみます。利息だけで、金融機関を渡り歩くような社長に大事なお金を融資したいと思いますか?利息は重要です。しかし、一番ではありません。一番大事なのは安定して融資してくれるかです。つまり困ったときに本当に力になってくれるかですよね。中小企業の場合、財務諸表だけで融資判断は行わず金融機関との関係性が非常に重要になります。もちろん財務の点から返済できることは大事ですが、それ以外に社長の性格や考え方、人となりなどから信頼のおける会社かということを見ています。金融機関と良い関係を築けるよう信頼関係を高めてください。

 

お客様はどこの市場にいる?

皆様の会社のお客様がいる市場はどこでしょうか?大企業の場合、多種類の商品を全国に展開することができるため、市場にいるすべてのお客様を対象にできます。しかし、資金力や生産力の限られた中小企業の場合、すべての人をお客様にすることができません。そのため、対象となるお客様を一部の人に絞ります。一番わかりやすい例は、お店の近くに住んでいる人です。しかし、現実にはそれだけではないはずです。性別、年齢、収入、職業、世帯、趣味、性格等々、多くの絞る基準があり、いくつかの要素の組み合わせで絞っています。飲食店でもおじさんが対象かカップルが対象かで大きく違いますよね。

 

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2019.12.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。早いものでもう一年の締めくくりの時期となりました。今年はどんな年でしたか?次男の幼稚園では毎年クリスマス祝会があり、年長組の今回は「羊飼い」の役をもらいました。12月22日は冬至、「一陽来復」この日を境に陽が戻ってきますね。2020年の初日の出は名古屋で7時00分とのこと。皆様良いお年をお迎えください。

 

 

ネットビジネス対策のプロジェクトチーム

近年、シェアリングエコノミーが盛んになり、インターネットを通じて多くのビジネスが行われています。メルカリで物を売った人や、ビットコインを買った人は珍しくありません。そこで、このような新しく出てきたビジネスに対して、「このままではいかん!」と、国が本腰をあげて取り組むために、プロジェクトチームが作られました。このプロジェクトチームのすごいところは、これまでと考え方が違うことです。従来の税務署は縦割りだったため、所得税部門と法人税部門で情報のやり取りはほとんどありません。しかし、効果的に取り締まるため、今回は部門間の壁に横串を指すためのプロジェクトチームが発足。情報の共有が図られることとなりました。こうなればIT業界は取り締まりが容易です。今後、課税が一気に増えるかもしれませんね。

 

取引金融機関は絞るべきか増やすべきか

最近は、メインバンクという言葉がなくなりつつあります。一番大きな原因は景気の変化によるものです。昔は、メインバンクとがっちり手を握り、一緒に成長していくというイメージがありました。しかし、バブル崩壊やリーマンショックを経て、金融機関の経営状況が悪くなりました。その結果、貸しはがし等で手を引かれたことで、新たな借り入れができず倒産した会社が多数出たため、1つの金融機関に頼りすぎることは危険ではないか?と多くの経営者が気づきました。業種にもよりますが、基本的に1つに絞るのはリスクヘッジの点からお勧めできません。しかし、複数に話を持ち込むよりも1つに絞るほうが効果的な場合もあります。自社の状況を判断し、金融機関との付き合いは戦略的に行いましょう!

 

商売の4つの基本、商品・価格・流通・宣伝を考える

商売の基本的な考え方に、「何を」、「いくらで」、「どこで」、「どうやって」、売るのか?という考えがあります。わかりやすくするため極端な例を挙げます。飲料メーカーは「水」を、「100円」で、「コンビニ」で、「テレビCMを使って」売ります。しかし同じ水でも、「600円」で、「レストラン」で、「食前に」と売ったらある料理店でトラブルになりました。では、「100万円」でペットボトルのお水は売れるでしょうか?例えば、「砂漠の真ん中」で、「水を1滴ももっていない人」、が見つかれば買ってくれるかもしれません。このように、同じ水でも売る場所と売り方によって、全然価格が違ってきます。皆様の商売ではどうなるでしょうか?

 

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2019.11.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。11月に入り、だいぶ涼しくなってきました。日本では旧暦11月を霜月と呼び、現在では新暦11月の別名としても使われています。事務所は日が入りづらいためか、霜が降る月の名の通り、朝はすっかり霜が降りています。税理士業は12月は忙しくなるため、事務所の大掃除は11月の初旬に行っています。ご迷惑を掛けるかもしれませんがよろしくお願いいたします。

 

 

キャッシュレスと消費税還元

複数税率に合わせて始まったキャッシュレス決済ですが、コンビニなど一部の店舗ではその場で値引きが行われます。しかし、これが実際の経理ではとても大変です。というのも、2%分の値引きが8%の商品も10%の商品も一律に行われるためです。例えば、500円の8%商品と、1,000円の10%商品を買った場合、税込み合計金額が1,640円です。その時2%の還元になりますので還元額は32円です。そのため、支払総額は32円値引きされ、1,608円になります。さて、ここで問題が起きます。32円のうち8%商品の還元額はいくらで、10%商品の還元額はいくらになるでしょうか?一度計算してみてください。消費税を正しく計算するには、税率ごとの金額できちんと按分しなければいけません。

 

設備を導入するときには

 

設備を導入するとき、100万円ぐらいまでであれば、自己資金のみで対応が可能です。しかし、重機のような高額な機材の場合、運転資金などを残すことを考えると、自己資金だけで賄うのは難しく、借入が必要になります。借入の際、銀行は設備投資の目的やその効果、設備投資による収益性などを検討し、貸したお金が返ってくると判断すると融資をします。この中で、目的や効果はだれしも考えることですが、収益性はなんとなくということも珍しくありません。収益性を細かく考える場合は資金繰り表を作ります。ざっくり考える場合には、設備の導入によって、設備価格+ランニングコスト以上の利益が上がるかを検討します。ランニングコストには、支払利息、修繕費、燃料費などが含まれます。

 

 

商売に与える大きな影響

お客様とも良い関係を築き、取引先とのパワーバランスを整えた会社に、黒船のようにやってくる大きな影響力が2つあります。1つは、市場に新しく入ってくる会社です。特に大手が新しく入ってくると、まずはお客様確保!と、キャンペーン等で安値競争をすることも多く、様々な影響を受けます。安値でやれることには限界があり、違いをうまく伝えることがポイントです。もう1つは技術の進歩。技術が進歩すると市場には今までになかった商品が入ってきます。カメラ ⇒ デジカメ ⇒ スマートフォンの流れは非常に有名で、市場は大きく変わりました。率先して、新技術を取り入れることが重要になります。

 

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2019.10.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。ついに消費税が複数税率に変わりました。あれは8%、これは10%とわかりづらいところも多く、しばらくは色々なところで困惑しそうですね。慣れるまでの辛抱です。お仕事の点からはレシートの保管をお願いいたします。10月は寒暖の差が激しくなる月です。社長は体が資本なので健康に気をつけてくださいね。私も風邪をひかないように注意して、日々頑張ります。

 

 

わかりにくい消費税

消費税が複数税率になりました。飲食関係は細かいところで適用税率が変わるため、レシートを見たときにあれっ?となることも良くありそうです。例えば、レストランで食べれば当然10%です。それでは、フードコートはどうでしょうか?フードコートは飲食スペースがもともとあるという前提なので10%になります。では、キッチンカーはどうでしょうか?キッチンカーが店の前に飲食スペースを用意していれば、基本は10%です。状況にもよりますが持ち帰りを選択すれば8%です。持ち帰りが前提のお店なら8%です。近くに公園がある場合には、そこにベンチやテーブルがある場合も珍しくありませんが、その場合はキッチンカーは「食事」というサービスではなく「食料品」という物の提供なので8%です。まだまだあげるときりがありません。

 

 

必要な運転資金はいくら?

銀行から運転資金の融資を受けるときには、必要な運転資金を社長がささっと計算できると銀行向けにとても印象が良くなります。所用運転資金は、「売上債権+棚卸資産-買入債務」でざっくり計算できます。売上債権とは売掛金や受取手形など、買入債務は買掛金や支払手形などです。銀行は上の式で計算した運転資金から、「現在運転資金として融資されている残額」を引いた額を目安に運転資金を融資しようと考えます。しかし、所用運転資金や、上記の目安額がマイナスだからと言って借りられないわけではありません。その場合は、なぜ計算上の運転資金より多くの運転資金が必要なのか?ということを、数字で説明して納得してもらえれば十分借りる余地があります。

 

 

自分のポジションをコントロール

どんな社長でも経営は安定させたいもの。そんな時、考えてほしいのは、仕入先・売上先とのパワーバランスです。というのも仕入も売上もどこかに多くを依存をすると、価格交渉をされた場合にとても辛くなるからです。もちろん、すぐになんとかできる問題ではありません。とくに売上先などは、10年単位での対応が必要です。例えば、「10年後には取引先を7社にして、1社あたりの売上割合は最大で全売り上げの30%以下にする」と結果を考え、5年後、3年後、1年後にどこまでできている必要があるかという目標値を作ります。そうすると目標値を達成するために今何をしておかないといけないか?が見えてきます。

 

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2019.09.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。朝夕に涼しさを感じられるようになりました。読書もますますはかどる季節です。ところで、書籍の世界一のベストセラーはなんだと思いますか?それは「聖書」で推定4000億冊とも。スケールが違いますね。今年の中秋の名月は9月13日。太陽と月の位置関係でもっとも月が美しく見えるので、天体望遠鏡でじっくり眺めたいところです。天気が良いといいですね。

 

明細の書かれたレシートの保管をお願いします

10月から消費税の複数税率が始まる予定です。それに合わせて10月以降は、帳簿や請求書等の記載事項が「区分記載請求書等保存方式」に変わります。そのため請求書等には「軽減税率の対象品目である旨」と、「税率の異なるごとに合計した税込み金額」の記載が必要になります。売上として請求書を出す場合には、軽減税率の対象品目がなければあまり気にすることはありません。どちらかと言うと、経費として活用する場合に注意が必要です。そのため今後は、合計金額の書かれた領収書ではなく、明細の書かれているレシートの保管をお願いします。なお、2023年10月以降は、取り扱いがより厳しくなることに慣れるためにも、今のうちからの対応をお願いいたします。

 

 

佐々木投手の価値

甲子園が終わり大船渡の佐々木君や星稜の奥川君がドラフトの目玉として注目されています。特に佐々木君は甲子園予選の決勝での登板回避がニュースを騒がせました。さて、その佐々木君もプロになれば個人事業主。そこでお金の視点から、無理をして投げるべきであったかを検討します。仮に、佐々木君のポテンシャルをダルビッシュ投手と同じぐらいと考えます。ダルビッシュ投手の2019年までの野球選手としての合計年俸は126億円。さらにCM等での収入があります。登板回避した決勝戦、無理して投げて肘や肩を壊してしまうと活躍は制限されます。その損失は100億円以上かもしれません。もちろん熱意や青春も重要ですが数字はリアルで非情です。

 

 

お客様と自社と競合

商売を行う場所を市場(しじょう)と言います。この市場では、お客様と自社と競合の関係から、いかに自社に有意な状況を作っていくかが重要だと考えられています。お客様はどのようなニーズをもっているか?競合はお客様のニーズにどのように対応しているか、自社はお客様と競合にどうしていくべきかなどを考えます。現実には、様々な問題がさらに細分化されるため、考えることが増え、かなり大変です。しかし、こういった基本的な部分がきちんと考えられていないと、お客様はなぜ競合ではなく自社を選択したのか?ということがわからなくなります。まずは自社について掘り下げることから始めてみてはいかがでしょう?

 

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