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ブログBlog

2020.03.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。日ごとに春めいてきました。我が家では娘の初節句を迎えますが、遅れてのお祝いになりそうです。迎えたくないけれど来てしまうのがスギ花粉、重症患者にはつらい季節。舌下免疫療法、レーザー治療等、前もって対処しておきたいところです。お互いに体を大事にしましょう。年度の締めくくりでもある3月、すっきり整理整頓をして新年度を迎えたいですね。

 

 

スマートフォンで確定申告

昨年からスマートフォンで確定申告ができるようになりました。しかし、昨年はその利用範囲がとても狭く、実際にはほとんど使えませんでした。しかし、今年からはだいぶ拡充されています。2か所以上の会社で働いている場合、生命保険・年金等の控除、医療費・寄付金の控除もできるようになりました。今後も、この範囲を徐々に拡大していくことでしょう。ただ、1点大事なポイントがあります。それは、マイナンバーカードをとっておくか、事前に税務署にいってIDとパスワードをもらっておく必要があるということです。どちらも、結構ハードルが高いです。さらに、マイナンバーカードを使う場合、カード情報を読み取れるスマートフォンが必要になります。思ったほど、スマートにはなっていないですね。

 

 

融資を借りやすい時期

融資を受けるにはタイミングも大事です。いくらでも貸しますよ!という財務諸表であれば、あまり気にしなくても良いですが、必ずしもそんなに都合がよい財務諸表にはなりません。特に、資金が必要な時と言うのは、余裕がなかったり少ない時です。そんな会社でもチャンスが増える時期と言うのがあります。それは、3月、9月、12月です。金融機関もビジネスですので、目標やノルマがあります。締めとなる決算は3月です。そのため中間決算が9月になります。こういった状況から支店や営業マンの成績がこの時期に決まるため、普段よりも少し審査が通りやすくなります。ちなみに12月は多くの会社で資金需要が増えるので金融機関も多めに融資をしようと狙っています。こういったチャンスも活用してみてください。

 

 

お客様から見る4つの視点②:お客様にとっての価値

商売をお客様から見たとき、考えるべき4つの視点があります。そのうちの2つ目はお客様から見たコストです。これは商品を手に入れたり、サービスを受けるまでにお客様に負担がかかるすべてについて考えます。当然、値段が含まれますが、それ以外にもどのぐらい手間がかかるのか?どこまで行く必要があるのか?受けるときにかかる時間は?などいろいろなものを含んでいます。こういったすべてのコストについて、そのコストをお客様が負担してでも商品やサービスが欲しいと思うか?がとても重要になります。これは対象となるお客様の性質によっても違ってきます。値段以外のコストについてしっかり考えてみましょう。

 

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2020.02.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。確定申告の季節がやってきました。昨年は税務関係がなにかと話題になりましたが、当所では引き続き確実な手続きをしていきますのでご安心ください。毎年子供たちをつれて旭高原元気村のそり遊びに行くので、今季も体力をつけておかないといけません。コロナウイルスの拡大も怖いですね。立春は2月4日、春が待ち遠しいです。皆様、体調にはくれぐれもお気をつけて。

 

 

医療費控除の手間が増える

今年も確定申告の時期になりました。事務の簡略化を!と国は行っているはずですが、税務の事務作業は年々煩雑になっていく一方です。例えば、確定申告で医療費控除を受ける場合、昨年までは領収書を税務署に送付するという、従来の方法が活用できました。しかし今年からは市役所や保険組合からの健康保険に関する通知書を活用するか、領収書を税務署指定の方法で集約し明細書を作るように変わりました。通知書を使う場合には、簡易になったのですが、領収書を使う場合には、ものすごく煩雑になっています。ちなみに今年の状況を見る限りでは、確定申告で必要な資料を通知書のみで完結することは難しいのではないかと思っています。どうにかシンプルにならないものでしょうか。

 

 

金融機関は大事な取引先

金融機関も楽に利益が稼げる時代ではなくなりました。巡回する営業マンも、一人当たりのノルマが増え、忙しい毎日です。金融機関からお金を借りるというのは、財務上で言えば、貸借対照表に関する取引になります。借入金で負債の部が増え、預金が増えるため資産の部が増えます。ここで得た預金はその後、営業活動に活用され、損益計算書に大きく影響してきます。つまり金融機関は会社を動かすお金の仕入れ先です。このような視点で考えると金融機関はとても大事な取引先です。さて、そのような金融機関と取引をするとき忙しい営業マンのことを考えていますか?稟議が書きやすいように準備をしていますか?主要な下請けや仕入れ先と同じような対応はできているでしょうか?

 

お客様から見る4つの視点①:お客様にとっての価値

商売をお客様から見たとき、考えるべき4つの視点があります。そのうちの1つはお客様にとっての価値です。これは商品やサービスが、お客様にとってどのようなメリットがあるのか?もしくはどのような悩みが解決されるのか?ということです。例えば、ネットショップのAmazonは多くの人が使います。Amazonを使うことで得られる価値は何でしょうか?大量の品数から検索だけで探せます。価格の違いも比較でき、まとめて1回で購入できます。配送料もかからず、翌日に届くサービスもあります。これをお客様がどう感じているのか?が価値になります。この場合、「楽に買い物ができる」ことが価値ではないでしょうか?

 

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2020.01.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。お正月と言えばお餅、どんな食べ方が好きですか?私は砂糖醤油+海苔がイチ押しです。また「お雑煮マップ」で検索すると、全国のお雑煮の餅事情が載っている面白い地図が出てきます。食べ過ぎ、風邪やインフルエンザにも気をつけて、皆様元気にお過ごしください。

 

保守契約も消費税の経理処理にご注意

消費税が10%に上がり多くの影響が出ています。そのうちの一つに保守契約があります。保守契約は長期間にわたって契約が行われますが、1か月単位でサービスの提供が完了するものや、1年単位でサービスの提供が完了するものがあります。例えば、1か月単位でサービスの提供が完了するものを5年契約していた場合、10月1日以降のサービスは8%から10%に消費税が変わります。そのため、当初支払った分に追加して、10月1日以降のサービスにかかる部分の消費税差額だけが請求されます。リース契約では契約方法によって対応が違いますし、定期購読などは契約の締結時期により取り扱いが違います。このように似たような取引でも取り扱いが色々ありますので注意が必要です。

 

 

金融機関との信頼関係を高めていますか?

 

金融機関からお金を借りるとき、どんなことを気にしますか?一番多いのは利息ではありませんか?では立場を変えて金融機関から見てみます。利息だけで、金融機関を渡り歩くような社長に大事なお金を融資したいと思いますか?利息は重要です。しかし、一番ではありません。一番大事なのは安定して融資してくれるかです。つまり困ったときに本当に力になってくれるかですよね。中小企業の場合、財務諸表だけで融資判断は行わず金融機関との関係性が非常に重要になります。もちろん財務の点から返済できることは大事ですが、それ以外に社長の性格や考え方、人となりなどから信頼のおける会社かということを見ています。金融機関と良い関係を築けるよう信頼関係を高めてください。

 

お客様はどこの市場にいる?

皆様の会社のお客様がいる市場はどこでしょうか?大企業の場合、多種類の商品を全国に展開することができるため、市場にいるすべてのお客様を対象にできます。しかし、資金力や生産力の限られた中小企業の場合、すべての人をお客様にすることができません。そのため、対象となるお客様を一部の人に絞ります。一番わかりやすい例は、お店の近くに住んでいる人です。しかし、現実にはそれだけではないはずです。性別、年齢、収入、職業、世帯、趣味、性格等々、多くの絞る基準があり、いくつかの要素の組み合わせで絞っています。飲食店でもおじさんが対象かカップルが対象かで大きく違いますよね。

 

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2019.12.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。早いものでもう一年の締めくくりの時期となりました。今年はどんな年でしたか?次男の幼稚園では毎年クリスマス祝会があり、年長組の今回は「羊飼い」の役をもらいました。12月22日は冬至、「一陽来復」この日を境に陽が戻ってきますね。2020年の初日の出は名古屋で7時00分とのこと。皆様良いお年をお迎えください。

 

 

ネットビジネス対策のプロジェクトチーム

近年、シェアリングエコノミーが盛んになり、インターネットを通じて多くのビジネスが行われています。メルカリで物を売った人や、ビットコインを買った人は珍しくありません。そこで、このような新しく出てきたビジネスに対して、「このままではいかん!」と、国が本腰をあげて取り組むために、プロジェクトチームが作られました。このプロジェクトチームのすごいところは、これまでと考え方が違うことです。従来の税務署は縦割りだったため、所得税部門と法人税部門で情報のやり取りはほとんどありません。しかし、効果的に取り締まるため、今回は部門間の壁に横串を指すためのプロジェクトチームが発足。情報の共有が図られることとなりました。こうなればIT業界は取り締まりが容易です。今後、課税が一気に増えるかもしれませんね。

 

取引金融機関は絞るべきか増やすべきか

最近は、メインバンクという言葉がなくなりつつあります。一番大きな原因は景気の変化によるものです。昔は、メインバンクとがっちり手を握り、一緒に成長していくというイメージがありました。しかし、バブル崩壊やリーマンショックを経て、金融機関の経営状況が悪くなりました。その結果、貸しはがし等で手を引かれたことで、新たな借り入れができず倒産した会社が多数出たため、1つの金融機関に頼りすぎることは危険ではないか?と多くの経営者が気づきました。業種にもよりますが、基本的に1つに絞るのはリスクヘッジの点からお勧めできません。しかし、複数に話を持ち込むよりも1つに絞るほうが効果的な場合もあります。自社の状況を判断し、金融機関との付き合いは戦略的に行いましょう!

 

商売の4つの基本、商品・価格・流通・宣伝を考える

商売の基本的な考え方に、「何を」、「いくらで」、「どこで」、「どうやって」、売るのか?という考えがあります。わかりやすくするため極端な例を挙げます。飲料メーカーは「水」を、「100円」で、「コンビニ」で、「テレビCMを使って」売ります。しかし同じ水でも、「600円」で、「レストラン」で、「食前に」と売ったらある料理店でトラブルになりました。では、「100万円」でペットボトルのお水は売れるでしょうか?例えば、「砂漠の真ん中」で、「水を1滴ももっていない人」、が見つかれば買ってくれるかもしれません。このように、同じ水でも売る場所と売り方によって、全然価格が違ってきます。皆様の商売ではどうなるでしょうか?

 

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2019.11.01

あいさつ

 

大澤賢悟です。11月に入り、だいぶ涼しくなってきました。日本では旧暦11月を霜月と呼び、現在では新暦11月の別名としても使われています。事務所は日が入りづらいためか、霜が降る月の名の通り、朝はすっかり霜が降りています。税理士業は12月は忙しくなるため、事務所の大掃除は11月の初旬に行っています。ご迷惑を掛けるかもしれませんがよろしくお願いいたします。

 

 

キャッシュレスと消費税還元

複数税率に合わせて始まったキャッシュレス決済ですが、コンビニなど一部の店舗ではその場で値引きが行われます。しかし、これが実際の経理ではとても大変です。というのも、2%分の値引きが8%の商品も10%の商品も一律に行われるためです。例えば、500円の8%商品と、1,000円の10%商品を買った場合、税込み合計金額が1,640円です。その時2%の還元になりますので還元額は32円です。そのため、支払総額は32円値引きされ、1,608円になります。さて、ここで問題が起きます。32円のうち8%商品の還元額はいくらで、10%商品の還元額はいくらになるでしょうか?一度計算してみてください。消費税を正しく計算するには、税率ごとの金額できちんと按分しなければいけません。

 

設備を導入するときには

 

設備を導入するとき、100万円ぐらいまでであれば、自己資金のみで対応が可能です。しかし、重機のような高額な機材の場合、運転資金などを残すことを考えると、自己資金だけで賄うのは難しく、借入が必要になります。借入の際、銀行は設備投資の目的やその効果、設備投資による収益性などを検討し、貸したお金が返ってくると判断すると融資をします。この中で、目的や効果はだれしも考えることですが、収益性はなんとなくということも珍しくありません。収益性を細かく考える場合は資金繰り表を作ります。ざっくり考える場合には、設備の導入によって、設備価格+ランニングコスト以上の利益が上がるかを検討します。ランニングコストには、支払利息、修繕費、燃料費などが含まれます。

 

 

商売に与える大きな影響

お客様とも良い関係を築き、取引先とのパワーバランスを整えた会社に、黒船のようにやってくる大きな影響力が2つあります。1つは、市場に新しく入ってくる会社です。特に大手が新しく入ってくると、まずはお客様確保!と、キャンペーン等で安値競争をすることも多く、様々な影響を受けます。安値でやれることには限界があり、違いをうまく伝えることがポイントです。もう1つは技術の進歩。技術が進歩すると市場には今までになかった商品が入ってきます。カメラ ⇒ デジカメ ⇒ スマートフォンの流れは非常に有名で、市場は大きく変わりました。率先して、新技術を取り入れることが重要になります。

 

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