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ブログBlog

2023.01.01
事務所通信第54号(2023年1月)

あいさつ

⼤澤賢悟です。新年あけましておめでとうございます。⼀年の計は元旦にありと言われます。今年1年の基本的な経営計画は作成しましたか︖⼤澤税理⼠
事務所では2023年の経営計画書は昨年中に製本が完了し、無事、今年も新しい計画でスタートすることができました。目に⾒えないものはなかなか活⽤で
きません。経営計画は目に⾒える形で残すことをお勧めしています。

 

迷⾛するインボイス制度
令和5年10月より始まるインボイス制度が様々な団体からの意⾒により迷⾛しています。令和5年度の税制改正⼤綱によれば、インボイスの導⼊に伴い免税事業者から課税事業者となった場合、令和8年9月30日までの期間を含む課税期間で納税額が売上税額の2割が上限となったり、1万円未満の
値引きや返品等について返還インボイスを交付する必要がなくなりそうです。⼀時的に処理が楽になるようであれば問題ないのですが、直前まで制度が⼆転三転すると正しい処理の⽅法がなかなか広まりません。また、ひっそりと⼿間が増える改正が含まれないとも限りません。制度開始までほとんど時間がありません。今後の法改正に注目していきましょう。

 

コロナ融資の返済条件を⾒直す(リスケジュール)
コロナ融資が始まり3年近くたちました。据え置き期間が終了し返済が始まった会社も出始めました。しかし当初の予定ほど売上・利益が上がらず返済に苦しむケースも出ています。このようなケースに対応する⼿段の1つがリスケジュール(リスケ)です。リスケは⾦融機関と交渉し毎月の返済額を減額・据置
することで資⾦の安定化を図るものです。ただし目的は延命ではありません。返済猶予期間中に事業再⽣を⾏うことが目的です。リスケをする際には「今後の経営計画」と「⾦融機関別取引明細」を作成し相談に⾏きましょう。複数の⾦融機関から借り⼊れをしている場合、すべての⾦融機関に⾜並みをそろえてもらう必要もあります。資⾦が尽きる前に完了するように余裕をもって交渉を開始してください。

 

⼈⼿不⾜に対応する
コロナの落ち着きとともに⼈⼿不⾜が加速しています。そのため従来の求⼈に対する意識を改め、戦略的・戦術的な求⼈が必要です。例えば、会社の財務・収益状況次第では有料求⼈紹介事業者を活⽤したほうが結果的に儲かる場合もあります。つまり無料求⼈広告のほうがかえって損をする場合があるのです。また、より良い⼈材を集めるための準備も重要です。例えば、本当に欲しい⼈材を明確にしたり求職者に対してアピールする内容を数値化・言語化することも効果的です。どのような媒体を使うのかや法律的に満たすべき記載事項も意識が必要です。多様な視点で取り組んでください。

 

 

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