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ブログBlog

2020.09.01
事務所通信第26号(2020年9月)

あいさつ

 

大澤賢悟です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。コロナ禍と酷暑で過ごしにくかった夏も終わりが見え、秋の気配が感じられるようになりました。我が家では、歩く気配のなかった1歳2か月の娘が突然10歩以上歩きだしました。長男が1歳ちょうど、次男が0歳10か月から歩いていたので、兄弟でも個性それぞれ。子供の成長に時の流れを感じます。大人も日々成長していきたいですね。

 

雇用調整助成金の特例措置が延長されます

新型コロナウイルスの感染拡大により内容が拡充されている雇用調整助成金ですが、現在の特例措置の期限を9月末から12月末に延長する方針が決まりました。つまり、助成率上限100%、1日当たり上限額1万5千円が、3ヶ月延長されることとなります。同時に、休業手当が支払われない労働者に対して支給する休業支援金・給付金も延長されます。

しかし来年1月以降は雇用調整助成金の特例措置は縮小する予定になっているようです。その背景には、助成金の財源である雇用保険2事業の積立金残高が年内にも枯渇する可能性が出てきたことがあるようです。年末までに、雇用調整助成金に頼らない資金繰りが必要になりそうです。

 

 

持続化給付金の不正受給(4億円詐欺容疑)で逮捕

名古屋市に住む会社員等3人が、持続化給付金をだまし取ったとして逮捕されました。同様の手口を使い400人分の嘘の申請を代行し、その一部を手数料として受け取った疑いもあるようです。他にも、山梨県の大学生が持続化給付金を不正に受給したとして、山梨県警に詐欺容疑で逮捕されました。手口は、①架空の前年確定申告を提出、②①と今期の架空売り上げ台帳を作成し持続化給付金の申請、というシンプルなものです。このような事態に対して、牧原秀樹経済産業副大臣は自身のtwitterで「持続化給付金、不正者を逮捕しました。これからどんどん進めます」と発信してています。今後、不正受給の捜査がますます増えそうです。

 

お客様から見る4つの視点④:お客様にとっての利便性

商売をお客様から見たとき、考えるべき4つ目の視点はお客様がコミュニケーションをどのぐらい取りやすいか?です。困ったときにすぐに相談できる環境があれば安心して購入することができます。ただ、提供する側から見るとコミュニケーションを充実させると費用がかさみます。そのため値付けとのトレードオフになります。携帯電話会社のドコモが一部の相談を有料化したのはこのためです。多くの格安SIM事業者はコスト削減のため窓口を設けていません。コミュニケーションの充実で安心感・納得感を付加価値とする場合、その価値をお客様にどのように理解してもらうのかも重要です。戦略的な取り組みが必要ですね。

 

report0026.pdf