家賃支援給付給付金の申請が始まりました。
家賃支援給付給付金は基本的に電子申請での登録になります。
どうしてもできないよ!という人は、こちらで申請サポート会場を探すことができます。
家賃支援給付金は持続化給付金と違って、申請がかなり面倒です。そこで、個人事業主用の基本的な申請マニュアルを作りました。
というのも、基本的にはこちらの申請方法でいいんですけど
実際の画面のキャプチャついていなんですよね。
そこで、一通り画面のキャプチャがありますので、まずは一通り見ていただくだけでも、だいぶ役に立つと思っています。
家賃支援給付金は持続化給付金と違い、かなり大変です。
そのため、事前に書類を集めておく必要があります。
1.自筆の誓約書
印刷した紙に自筆で不正受給しない旨の誓約を行う必要があります。
2.売上に関する書類
@ 確定申告書第一表の控え
A 所得税青色申告書の控え
B 受信通知
C 売上減少月の売上台帳
3.賃貸借契約に関する書類
@ 賃貸借契約書の写し
A 直前3か月間の賃料支払い実績を証明する書類
これらの書類はただ用意すればよいだけではなく、枠取り、書き込み等が必要になります。
事前にリンク先を確認し、準備した書類に書き込みを行ってください。
4.口座情報に関する書類
5.本人確認に関する書類
法人の場合は、個人が活用する「2.売上に関する書類が個人事業者」と異なり、下記のようになります。
2.売上に関する書類
@ 2019年分の確定申告書第一表の控え
A 法人事業概況書の控え
B 受信通知
C 売上減少月の売上台帳
また、「5.本人確認に関する書類」が不要です。
家賃支援給付給付金の申請は、こちらのページから行います。 申請をする前にまずは、マイページを作るための仮登録を行う必要があります。 申請ページに移動したら、ページの最初にある、申請するボタンを押してください。
申請するボタンを押すと、こちらの仮登録情報入力画面に移動します。
今回は、個人事業主ですので、個人事業主を選んでください。その後は、
●メールアドレスの入力
●メールアドレス(確認)の入力
を行ったら、次へを押して仮登録内容確認画面に移動します。
事業形態が「個人事業者」であることと、メールアドレスが間違っていないことを確認して、次へ進んでください。
先ほど登録したメールアドレスに家賃支援給付給付金事務局より、「【家賃支援給付金】ログイン情報を登録してください」というメールが届いています。
そちらを開くと、家賃支援給付給付金 申請マイページへのリンクがありますので、リンクをクリックしてください。
※メールは10分以内にログイン情報の登録が完了されない場合、アドレスは無効となりますのでご注意ください。
申請マイページ用のログインIDとパスワードを設定する画面が出てきます。
ここでは、ログインIDとパスワードを設定してください。
パスワードは
●8文字以上、1個以上の半角英文字、1個以上の数字
が必要です。ここには記載されていませんが、他にもIDが含まれているなど推測されやすいパスワードは拒否されるようです。
パスワードを忘れても再設定ができるようですが、再設定に手間がかかるので、忘れないものを活用ください。
いよいよ申請作業です。申請の入力を始めるをクリックしてください。
次は宣誓です。 私は不正受給しませんよ。というやつです。 家賃支援給付金では不正受給についてかなり厳しく指摘されています。 持続化給付金と合わせて、後日、不正受給チェックが行われそうですねぇ。
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基本情報入力
次は基本情報の入力です。
基本的にすべての項目に入力が必要です。
・事業関係の情報
・申請者住所
・書類交付先
※住所コピーボタンで申請者住所がコピーできます。
・業種
・氏名・生年月日・性別・電話番号
手間取るところは、業種ですね。
色々な業種を選択して、自分のところを見つけるしかありません。
大分類 > 中分類 >小分類
の順で詳細になっていくので下位の分類にないなぁと思ったら、上位の分類を変更するのを繰り返します。
探しても何か問題が起きるわけではないので、頑張って探しましょう
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売上情報の申請方法
次は、特例適用の選択です。
特例の対象者とは、
●2019年の新規開業者
●2018年or2019年に災害にあった事業者
●2020年1月〜4月に事業承継があった事業者
などが該当します。
今回は、一般的な方が対象のマニュアルなので、
●一般的な申請方法
にチェックを入れて進んでください。特例の方は、申請書類が複雑になるケースもあるので
専門家等に聞いてみるのもお勧めです。
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名義に関する確認事項
ここでも特例適用の事業者であるかを確認します。
一般的な事業者は、どちらも「はい」にチェックを入れてください。
確定申告書の名義が違っている、口座名義が違っている場合は「いいえ」になります。
この場合、必要な書類が変わってきます。
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売上入力
売上入力では、前期と今期の売上を入力して対象事業者か否かを判定します。
売上が下がっていない事業者は給付金の対象外になります。
7月末現在、申請できる人は、売上の減少が1か月の人だけになりますので、「売り上げの減少率の計算方法」が
「1か月」に固定されています。8月以降、このページの入力が3か月で申請できるようになると思われます。
(a) 今年度売上が減った月(例:5月)
(b) 上記の月間売上(例:今期、5月の売上)
(c) 上記の売上が0円であった場合の理由
プルダウンから理由を選択してください。
青の申告書について
青の申告書を提出しており月間売り上げの記載がある場合は「はい」
(d) 前年の(a)と同じ月の売上
前年同月の売上です。(例:前期、5月の売上)
受給資格を確認するボタンを押してください。対象となる場合、ボタンの下に
「今回の家賃支援給付金の給付対象です」
と表示されます。表示されたら次へ進みます。
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土地・建物に関する賃貸借契約の追加・編集
ここからは土地の契約に関する情報を入力していきます。
かなり大変です。
新規追加を押して、賃貸借契約の情報を追加する必要があります。
とりあえず、ここでは賃貸借契約書がある場合について進めていきます。 ない場合には、別途書類が必要になりますので、できれば契約書を用意してください。
土地・建物に関する賃貸借契約情報を入力していきます。
まずは、2020年4月1日から現在までの間に、賃貸借契約に変更があったかが聞かれます。
契約期間以外の変更があった場合、「あり」にチェックを入れて、過去の契約書と
変更後の契約書が必要です。
ここでは、変更がない場合を行いますので「なし」にチェックを入れてください。
申請に必要な情報を入力したら次は口座情報の入力です。
まずは口座情報を入力します。
添付ファイルは、通帳の表面と、表紙を開いた1・2ページ目が必要になります。
それぞれ、別のファイルで準備してください。
この時、使えるファイルはjpg、jpeg、png、PDFのみです。
一般的には、スマホのカメラで移すと、jpgになる場合が多いですが、
異なる場合もあります。わからない場合は、周りにいる人にjpgで写真を撮るにはどうしたらよいのか聞いてみましょう。
複合機などでスキャンをする場合は、PDFになることが一般的です。わからないという場合は、メーカーや保守に聞くのが一番です。
賃貸契約の基本情報を入力します。貸している人、仲介の人、借りている人の情報を入力します。
賃貸人情報、管理会社情報、賃借人情報の順に入力します。
まずは「賃貸人情報を入力する」のボタンをクリックしてください。
契約書上の賃貸人(土地、建物の持ち主)の情報を入力します。
名前、住所、電話番号を入力してください。
現在、借りている人と契約書の名前が違う場合には、一致を確認しているところで
「いいえ」を選択します。入力箇所が増えますので、名前が一致していない理由や
現在実際に借りている人の情報を入力していきます。
契約書と実態が一致している場合は、チェックは「はい」のままです。
同様に、管理会社(ある場合)、賃借人(通常は事業主又は会社)の情報を入力します。
郵便番号や電話番号がわからない場合は、ヒントに書かれている「0000…」を入力します。
次は土地建物の賃貸借契約情報です。
基本的に賃貸借契約書に沿って記入してください。一般的には、自動更新条項(問題なければ契約が自動更新される)が
ついているので、契約期間が過去の日付になります。
申請日までの間に契約を更新したか?売上により賃料が変わるか?を聞かれます。
該当する場合は、「はい」にチェックを入れて下さい。必要な書類が追加されます。
ここでは、ともに「いいえ」で進んでいきます。
最後に、賃料と共益費・管理費を入力してください。
引き続き、土地建物に関する賃貸借契約の情報を入力していきます。該当する箇所にチェックを入れて、物件の住所等を入力してください。
ここで、転貸とは借主から借りたものを家賃をとって、再度貸し付けている場合です。
基本的に転貸禁止の物件が多いはずので、あまり該当しないと思います。
用途は資料に細かく書かれていないので、ざっくり選べばよいようです。
物件が他にもある場合は、追加ボタンを押して、もう一度物件を追加してください。
賃料支払い実績を入力していきます。注意する箇所は、年払い等の場合、賃料を1か月あたりに換算した額になります。
賃料支払い実績を表す資料を登録していきます。契約書と支払い実績は必須です。そのほかは、状況に応じて必要となります。
追加資料がある場合、その他の書類の欄で、「その他の書類を追加する」ボタンから追加します。
書類名、書類を間違えないようにしてください。
その他の書類まで必要事項を追加したら、「一時保存して追加を完了する」をクリックすると
6ページに戻ります。
続いて、確定申告書に記載の地代家賃を入力していきます。
確定申告書に記載のうち、給付対象となる1か月相当の地代を入力します。
その次の”いいえ”と”はい”は地方自治体(県や市)から家賃支援を受けている場合は「はい」になります。
自治体によってはサポートがありますので、自治体独自のサポートを受けた方は「はい」にチェックを受けて
支援金の金額を入力してください。
ここでは、自治体から支援を受けていないものとして「いいえ」で先に進みます。
次のページに進むには「家賃支援給付想定額を計算する」ボタンを押して想定額の自動計算を行います。
手元で計算した値と違う場合は、どこか入力間違いがある可能性があります。
一度確認したほうが良いでしょう。
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ようやく口座情報の入力まで来ました。
・口座種別
・口座
・口座番号
・口座名義フリガナ
を通帳をもとに入力してください。
入力で使った口座の表紙と、開いた1・2ページ目を添付ファイルとして添付します。
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一通りの入力が完了したら、最後は申請内容を確認するための添付書類です。
一般的な申請方法の人の場合は、あまりここで困ることはないと思います。
注意する点としては、個々のファイルを別々に添付する必要があるので、
1つのPDFなどにしておくと、添付時に困ります。
白色申告の人は、2019年の所得税青色申告決算書(1)(2)の添付は必要がありません。
e-taxをしている場合、e-taxからの受信通知をつけておくことをお勧めします。
●確定申告書
●決算書1ページ目
●決算書2ページ目
●受信通知または納税証明書
●対象月の売上台帳
●本人確認書類
●その他追加書類
持続化給付金と違う点に、ここで、その他の書類に、「手書きの誓約書」を添付する必要があります。
不正受給はしっかり取り締まるよというアピールかもしれません。
ここまで入力が終わりましたら確認画面に移動し、内容の不備がないかをもう一度チェックして申請をしてください!
あとは、2週間〜1か月待って、入金があるかを確認してください。
また、非常に重要なこととして、家賃支援給付給付金は事業上の収益になります。
つまり、今年の収入に加えて、税金を計算する必要があります。
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