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◆ 自分と比べるとは?

 前回からは財務分析についてお伝えしています。その中で、前回は他の会社と比べることをお伝えしました。 自分の会社となるべく似ている会社と比べることができれば、自分の会社が上手くいっているのか、 上手くいっていないのかがわかりやすいからです。

 しかし、現実的にはなかなか似たような会社の情報を知ることができません。 そのため、効果的な方法として国が発表している情報と比べる方法があるということをお伝えしました。

 今回は、もう一つの比較、自分と比べる方法をお話しします。 自分と比べるというのはどういうことでしょう? 同じ貸借対照表や損益計算書を並べてみても違いはありません。 当然何もわかりません。

 それは、過去の自分と比べるということです。 例えば、下図のように今年の会社の情報を前年や前々年の情報と比べます。

自分との比較

 他社と比べるときに、なるべく自分と似た会社を選ぶことというお話をしました。 それは、似た会社と比べることで違いが分かるからです。 そういった点から考えると、過去の自分というのは今の自分と一番似た会社です。 他社から探すよりも明らかに似ています。 そのため、比較をするという点ではとても向いています。

 ほとんど同じ会社と比べたとき、良い成績なのか悪い成績なのかは明らかです。 そのため過去の自分と比べるというのはとても重要です。



◆ 過去の自分との比較は努力の成果もわかる

 過去の自分と比較することは、他にもわかることがあります。 例えば、比較した差は何を表しているでしょうか? それは、その間の自分の努力の結果がわかるのです。

 会社を潰そうと思って経営する社長はいません。 いつも、今よりもどうしたらよくなるか、売上や利益が上がる会社にするにはと いろいろな努力を重ねています。 その結果、昨年と今年では会社の財務上の数字は何か違いが出るはずです。 例えば、下図のように今年の会社の情報と前年の情報を比べた結果の差というのは、 その間の社長の経営方法や努力を表しています。

自分との比較

この図であれば、差の部分が成果です。 それだけ、会社を成長させることができたということがわかります。 もし逆に減っているようだったら経営方法や努力の方法が良くなかったのかもしれません。



◆ 比べる方法はさまざま

 過去の自分と比べる方法にはいろいろな方法があります。 例えば、3年間の会社の情報を並べてみて比べたときに、前々年と前年、 前年と今年と、それぞれの差が出ます。 その差どうしを比べることもできます。

差の比較

差を比較した場合というのは、この図の赤い部分です。 この比較では差どうしの比較、つまりそれぞれの年の経営方法を比べています。 その結果、前年の経営方法と今年の経営方法のどちらが良かったのかを比べることができます。 この図であれば、前々年から前年への伸びよりも、前年から今年への伸びのほうが大きいので 今年のほうが前年よりもうまく経営ができたのではないか?と考えられます。

 このように自分の会社というのは、近い年の間ではほとんど同じものなので 比べることによっていろいろなことを知ることができる便利なものです。



◆ いい比較の方法とは?

 前回と今回で財務分析の比較の方法をお話してきました。 色々な比較ができるようになってしまうと、ついついたくさん比べたくなってしまうものですが、 ただ比べるだけでは意味がありません。

 比べるときは何を知りたくて、何のために比べるのか?ということが重要です。 財務分析は、経営判断のために知りたいことを知るための道具なのでした。 そのため、あくまで経営判断のために必要なことを知るためにというのを意識してください。

3年から5年

 そのうえで、比べるときのコツとしてはだいたい3年から5年ぐらいを目安にしてください。 10年前と比べてあまり変わっていないというのであれば、それは経営になにか問題があります。 また、10年間ほとんど変わっていないことになりますので、同じような情報を10個も比べても意味がありません。

 経営がうまくいったか、できなかったか?という点でもあまり意味がありません。 最近は1年1年の変化が激しくなってきているため、10年前と今では経営環境がかなり違います。 そのため、経営が上手くできたかできなかったかを比べても、あまり今後の参考にならないのです。

比較は併用

 また、できれば他社との比較と自社との比較を一緒に使ってください。 他社との比較は、だいたい自分の会社はどのあたりの位置にあるのか?というのを常に意識するためです。 自社との比較はどの程度、うまく経営できているのか?良くなっているのか、悪くなっているのかを知るためです。

財務分析は経営判断のための道具。比較することが最も効果的です。
次回からは、財務分析を実際に行う方法をお伝えしていきます。


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