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◆ キャッシュフロー計算書とは

 前回は損益計算書と貸借対照表の関係について簡単なお話をしてきました。 今回からはキャッシュフロー計算書のお話をします。 キャッシュフロー計算書は、貸借対照表、損益計算書よりマイナーなので 聞いたことがない人もいるかもしれません。

 また、だいぶ難しいイメージを持っている人もいます。 触れることや見ることが少ないことが原因だと思います。 また、わかりにくい言葉が使われていることも原因です。 お金を借りるとプラスになるというのが、 一番かかわることが多く、しかも納得しにくいというコトもあるかもしれません。

 しかし、キャッシュフロー計算書はとっても簡単です。 一つの基準さえ覚えてしまえばいいだけです。 それは、次の通りです。

キャッシュフロー計算書の大原則

 ・会社にお金が入ってくることは全部プラス。
 ・会社からお金が出ていくことは全部マイナス。

ただ、これだけです。 つまり、キャッシュフロー計算書は難しく考えるからわかりにくいだけで お金が入ってきたか、出ていったかが書かれているだけです。

それを種類分けをして、若干難しい言葉で書いているだけです。 お金を借りれば会社にお金が入ってくるからプラスですよね。 大きな工場を買えば、お金が会社から出ていくからマイナスです。 難しく考えず、ただこれだけです。



◆ キャッシュフロー計算書の分類分け

 キャッシュフロー計算書がわかりにくい理由に、 使われている言葉が難しいことがあります。 営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローがあり、 それぞれが、貸借対照表や損益計算書の科目が増えた、減ったなどで書かれていることが多く、 ますますわかりにくくなります。 でも、ここも実はとても簡単です。細かくは若干違うのですが ざっくりいってしまえばこんな感じです。

営業キャッシュフロー:営業(本業)でお金が増えたか?減ったか?
投資キャッシュフロー:将来の儲けのためにどのくらいお金を使ったか?
財務キャッシュフロー:銀行とやり取りした金額

ざっくりとイメージにすると次の図のようになります。

キャッシュフロー計算書の大原則

青が営業キャッシュフロー、黄色が投資キャッシュフロー、赤が財務キャッシュフローです。 たしかに、さらに個々の細かい科目を見ていくとわかりにくくなるのですが、 この中身をさらに分解してキャッシュフロー計算書を利用することは ほとんどありません。

営業CF(キャッシュフロー)、投資CF、財務CFと、最終的な現金が増えているのか?減っているのか? がわかっていれば十分です。 もちろん、現金がなくなりそうかも確認してください。

 基本的な傾向としては次のどちらかであれば問題ありません。 どちらでもない場合には、注意が必要です。 その場合には、問題がないか理由を確認してください。

成長中の会社の場合
 営業CF:+ / 投資CF:− / 財務CF:+

成長が落ち着いた会社の場合
 営業CF:+ / 投資CF:− / 財務CF:−

 この2パターンから見てわかるように、営業CFはプラスが基本です。 マイナスということは本業がうまくいっていない可能性があります。 投資CFはマイナスになります。本業で利益を上げるための資産に お金をかけていれば、当然マイナスになります。 財務CFは成長するために金融機関から借りるお金が多ければプラス(借入入金が多い)、 利益が安定して出ており、借りたお金を返す金額のほうが多い場合はマイナス(出金が多い) になります。

 いろいろ難しく考えたり、言われたりするキャッシュフロー計算書ですが、 本質的な部分で言えば、この程度です。 要は現金が増えているのか、減っているのか?と その大まかな理由は何だろうな?というのを確認するために使います。

キャッシュフロー計算書は、思っていたのと違いとても簡単な書類だったと思います。 にもかかわらず、なぜ重要な書類なのでしょうか?
次回は、キャッシュフロー計算書が必要な理由をお話ししていきます。


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