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◆ 貸借対照表と損益計算書

 前回までで損益計算書と貸借対照表について簡単なお話をしてきました。 個々の表についてはなんとなくわかっていただけたのではないかと思います。 今回は、この2つの表の関係をお話しいたします。 というのも、この2つの表はそれぞれが、とても強い関係にあるからです。 このつながりが見えてくると、これまで別個でお話ししてきた内容が より分かりやすくなると思います。



◆ 貸借対照表と損益計算書の関係

それでは、貸借対照表と損益計算書の関係についてお話してきます。 まず図に表すと下記の図のようになります。

損益計算書と貸借対照表の関係

右が貸借対照表、左が損益計算書です。 それぞれ、全体のイメージがわかりやすいように簡単な図にしてあります。 損益計算書は売上、経費、利益の3つに分けてあります。 貸借対照表は線を書く都合、資産と負債・純資産の間を少し話してあります。

線はお金の流れを表しています。それぞれの線は次のような意味があります。

 ・青色の線:お金を生む流れ
 ・黄色い線:会社と会社外との実際のお金の流れ
 ・赤色の線:会社内での実際のお金の流れ

このような流れを通じて貸借対照表と損益計算書はつながっています。

 まず、青色の線はとても分かりやすいと思います。 資産や経費を掛けることによって、売上が生まれてくることを表しています。 経費から売上へ伸びる線は、例えば広告宣伝に使うお金です。 会社や商品の宣伝を行うことによって、多くの人に知ってもらえれば 買ってくれる人が増えるかもしれません。 テレビのコマーシャルなどもそうですね。

資産から売上へ伸びる線は、例えば、工場などをで商品を作る場合です。 工場で作った商品が売れれば売上につながります。 この場合、厳密に言えば、材料などが必要なので、経費から売上への線も関係しています。

 次に黄色の線です。 黄色の線は会社と会社の外との実際のお金の流れです。 負債から伸びている相手は主に銀行です。 商売のために使うお金を借ります。 利益から負債を通じて外に出ている線はお金を返している線になります。

 純資産から伸びているのは株主からお金が入る線です。 株主に対してお金を返す場合もあるのですが、 基本的な考え方としては、会社は株主にお金を返すことはありません。

 株主は会社の株がいらなくなれば、他の人に売ってお金に換えることが一般的です。 また、中小企業の場合には、株主は社長やその家族の場合が多くなります。 そうすると株を会社に売ってお金に換える理由がありません。 もし、お金が欲しい場合は給料を増やしたり、 会社から借りたりするほうがとても簡単だからです。 そのため、株主への矢印はとても小さくなっています。

 最後に赤い線です。 赤い線は社内のお金の流れです。 負債や純資産として会社に入ってきたお金は、 資産や経費として使われます。 その結果として売上が上がれば会社にお金が入ってきます。 そのお金は経費として、その多くが使われます。

 経費として使われなかったお金の一部は利益になります。 利益は黄色い線として、銀行などにお金を返すのにも使いますが、 その多くは純資産に入ります。 純資産に入ったお金は純粋な会社のお金です。 そのため、純資産を見るとこれまでにどの程度会社がお金を設けたかがわかります。 それが"繰越利益剰余金"という名前で書かれています。

このお金は純資産に入った後は、(現金や預金という形で会社にたまり)他の資産に変えたり経費として使ったりすることでお金が線にそって動いて会社の活動に変わっていきます。

今回は、貸借対照表と損益計算書の関係性をお金の流れを使ってお話ししました。 青い線、黄色い線、赤い線はざっくりとしたお金の流れです。 このように会社の中をお金がぐるぐると回ることとによって会社は成長していきます。 逆にこの流れのどこかが1か所でも止まってしまうと、全体が流れなくなってしまい、会社は倒産してしまいます。それほどお金の流れは重要です。 お金が会社の血液だと言われるのはこのような理由です。

関係性はなんとなく理解できたでしょうか? このような関係性を理解しておくと、かなり抵抗のあるキャッシュフロー計算書のことがとても簡単に理解できるようになります。

次回は、キャッシュフロー計算書のお話になります。


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