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◆ 原価のお話し

前回までは主に売上と利益の話をしました。 今回からは経費の話をしていきます。まずは原価です。

売上総利益は、売上−原価で計算するとお話ししました。ここで、売上というのは非常にはっきりしています。 物を売ったり、サービスを行ったりした結果、もらえるお金です。これに対して、原価というのはいまいちはっきりとしません。 売上総利益の説明のところでは、原価を"売ったものを買った値段"と説明しています。結局、原価がわからないと売上総利益がわかりません。 原価の話は細かくするとかなり複雑になっていくのですが、ここでは、原価についてざっくり簡単なお話しをしていきます。

◆ 原価の種類

"売ったものを買った値段"というのは、実は本当の原価のうちの一部です。原価にはもう少し広い範囲のお金が含まれます。 原価を大きく分けると次の2つになります。

  @ "売るためのものを買ったお金"と"ものを買うために係ったお金"

  A 売るためのものを作るために係ったお金

@は、購入原価と呼ばれます。買った=購入でできた原価なので、購入原価ですね。 Aは、製造原価と呼ばれます。作るのに係った=製造でできた原価なので、製造原価となります。



◆ 購入原価とは?

購入原価は、"売るためのものを買ったお金"と"ものを買うために係ったお金"からできています。 このようなイメージです。

購入原価

上の例の説明をします。たくさんのものを一度に買ったので、ものをトラックで運んでもらいました。 そうすると、売るためのものを買うのにかかったお金は、商品の値段と商品を運ぶ値段を足した金額になります。 物を買うときは、相手のお店に行ったり手で持って帰ったりするだけではありません。 そのため、売るためのものを手に入れるためには、このように物の値段だけでなく、関係するお金が必要になることがあるのです。

原価というのは、"売るためのものを買った値段"と簡単に説明しましたが、もう少し詳しく言うと "売ってお金をもらうために係った値段"になります。 このように考えると、物を運ぶ値段も売り物を手に入れるために必要な費用ですよね。その必要な運送費が原価に含まれるのも納得いただけると思います。


◆ 製造原価とは?

製造原価は、"売るためのものを作るために係ったお金"です。分かりやすいものは材料です。材料がなくては作れません。 それ以外にも製造原価に含まれるものがあります。考え方は、購入原価の付随費用を同じです。 車を作る時をイメージしてみましょう

購入原価

例えば、車を作るためにはいろいろな材料が必要です。それを作る人も必要で、作業する工場やその電気代なども必要です。 そのため、売るためのものを作るときの原価は、材料にかかるお金だけではなくいろいろなものが必要になります。 材料費かかるお金を材料費、作る人の給料などを労務費、それ以外の向上や電気代等は経費と呼びます。 名前はカタイですが、意味は分かりやすい名前です。 これらをぜんぶ足したものが製造原価になります。


◆ サービス業って原価はあるの?

ここまでは物を売る会社の話です。 それではサービスを行ってお金をもらう会社の場合は、原価はあるのでしょうか? 売るものを作らないし、どこからも買ってこないのだから原価はなさそうですが、実は、サービス業でも原価があります。 それは外注費と呼ばれる費用です。たとえば、このようなイメージです。

サービス業の原価

楽団が音楽を演奏してお金をもらう場合、サービスにお金をもらいます。 この時、自分の楽団では演奏家が足りないので、助っ人黒鳥チームにお願いした場合を考えます。 助っ人黒鳥チームに支払うお金は、サービス(音楽の演奏)を売って、お金をもらうことに必要な費用です。 ですから、サービス業でも原価がというものがあります。


◆ 原価の計算をきちんとしているかはすごく大事

購入原価の場合、原価は計算がしやすく、あまり問題になりません。 しかし、製造原価は計算をするのに結構手間がかかりますし、材料費以外の労務費や経費が結構多くなる場合があります。 ココの手を抜く会社が結構いるのですが、少しお金をかけてでも、ここをきちんと計算するかしないかは、 会社が成長するか、つぶれるかの分水嶺になるぐらい大事なことです。

というのも、このあとお話しする販売管理費は、あまり変わりません。 つまり、儲かるか儲からないかは、売上総利益が大きな影響を与えます。 その売上総利益をきちんと計算しないということは、儲かるか儲からないかわからなくなるということです。

いいものを売りたいので、"いい材料を使う"とか"職人がすごく丁寧に作る"とか、気持ちはわかるのですが 商売になっていない場合が少なくありません。 計算が面倒な製造原価をどんぶり勘定をするあまり、社長の頭の中でだけすごく儲かっており、 最後にきちんと計算すると、まったく儲かっていないということはよくあります。

売り物をいくらで作っているかわかっていない。これではやはり儲かりません。 ぜひともきちんと計算してほしいと思います。


次回は、販売費および一般管理費です。


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