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◆ 利益の種類には何がある?@

前回は売上と利益の話をしました。 その中で売上からいろいろな活動の出費を引いたものが利益だけど、利益にはいろいろな種類があると説明しました。 代表的な利益は次の5つです。他にも利益がありますが、一般的ではないので除きます。

 ・売上総利益(粗利益)

 ・営業利益

 ・経常利益

 ・税引前利益

 ・純利益

  ちなみに順番はこんな感じです。
損益計算書
よく出てくる損益計算書のわかりにくい図です。 上からこんな順番で出てくるよということだけ、今はわかってもらえればよいです。

◆ 利益の基本、売上総利益

売上総利益は粗利益ともいわれます。商売人には粗利益のほうがなじみが深いかもしれません。 売上総利益は、"売った値段"から"売ったものを買った値段"を引いたものになります。つまり、次のように計算されます。

 売上総利益 = 売った値段 − 売ったものを買った値段

  ここで、売った値段が売上、売ったものを買った値段が原価とよばれます。具体的な数字で考えると 80円で買ったノートを100円で売った場合、次のようになります。

 20円(売上総利益) = 100円(売上) − 80円(原価)

売上総利益

ここで、売上、売上総利益、原価は、ものを売った分だけ増える金額です。つまり、次のようになります。

2個の場合、
 40円(20円×2個) = 200円(100円×2個) − 160円(80円×2個)

3個の場合、
 60円(20円×3個) = 300円(100円×3個) − 240円(80円×3個)

4個の場合、
 80円(20円×4個) = 400円(100円×4個) − 320円(80円×4個)

  売った分の金額が売上なので、売上が、売った分だけ増えるのは当然です。 ここで重要なのは、売上総利益と原価も売った分、つまり売上に合わせて増えるということです。 そのため、上記のように同じものを売っている場合、売上総利益を売上で割った数字は、何個売れても同じになります(上記の場合0.2)。 なるべくたくさんモノを売ることで儲けるようと考えられる原因が、この売上と売上総利益、原価の関係にあります。 ここで特に原価のことを、売上に合わせて変化して動く費用、つまり変動する費用ということで、変動費と呼ばれます。 


◆ 本業の成績表、営業利益

営業利益は、売上総利益から、会社を維持するのに必要な費用を引いた金額です。つまり、次のように計算されます。

 営業利益 = 売上総利益 − 会社を維持するのに必要な費用

ここで、会社を維持するのに必要な費用というのは、給料、電気代、ガソリン代、消耗品費用などです。 この費用のことを「販売費および一般管理費(販管費)」と呼びます。 この費用は、会社を維持するのに必要な費用なため、売上が増えても減っても毎年大きく変わることがありません。 たしかに忙しくなり残業代や電気代等が増えることもありますが、全体から見ると大きな割合ではありません。 また、必ずしも売り上げが増えたり減ったりすることに合わせて増えたり減ったりする費用ではありません。 そのため、毎年固定されている費用なため、固定費といわれます。

営業利益は、売上から見ると商売のために買ったものの費用と、会社を維持するのに必要な費用を引いた金額です。 そのため、"本業で得た売上"から"会社の本業に関係する費用"が引かれたものになります。 そのため、本業を頑張ってどの程度の利益が上がっているかを見る指標ということで、本業の成績表と考えられています。



◆ 売上総利益と営業利益の関係性

 売上と売上総利益・営業利益の関係性を見ると、売上総利益はかならず販管費を超えていなければいけません。 そのために必要な売り上げをどうやって達成するかを考えておかなえればいけません。 そうしなければ、営業利益がマイナスになってしまうためです。 営業利益がマイナス、つまり本業の成績がマイナスでは、会社として見るとあまり良いとは言えません。 そのため、売上総利益を販管費が下回るようにするために、販管費をどう下げようか?と考えます。 しかし、販管費はほとんど下げる余裕はありません。人件費を下げるとやる気も下がります。 結局、売上総利益を上げるために売上をどうやってあげようかとか、原価をどうやって減らそうか?に戻ってきます。 行きつ戻りつ考えることで会社が徐々に良くなっていきます。

次回は、経常利益、税引き前利益、純利益をお話しします。


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