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◆ 財務諸表って具体的には?

前回は、財務諸表のルールをお話ししました。そのようなルールで作られる財務諸表ですが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか? 会社のことを知っていただくためには、次の3つが大事なものになります。

 @ 貸借対照表
 A 損益計算書
 B キャッシュフロー計算書

難しい名前ですが、残念ながら日本では、この名前で通っているので、ここだけは覚えていただくしかありません。 英語の頭文字をとって、貸借対照表をB/S、損益計算書をP/L、キャッシュフロー計算書をC/Fと呼ぶこともあります。

@ 貸借対照表ってなに?

貸借対照表はこんな形をしています。
貸借対照表

 貸借対照表は、会社が生まれてから今日まで、やってきたことに対する成績表です。 上手に経営ができていたか、そうでなかったか貸借対照表を見るとよくわかります。貸借対照表は、ゲームのステータスみたいなものです。

 例えば、レベル1で村を出て冒険の旅に出ます。冒険の中で、敵をたおしてレベルが上がったり、お金を稼いだり、いろいろな道具や武器を買ったりします。 今のステータスを見ると、レベルや体力や装備を見ることができます。力をたくさん上げたり、賢さをたくさん上げたり、人それぞれ成長のさせ方が違い個性がでます。 冒険の結果、いろいろなキャラクターになります。

 貸借対照表も同じです。会社が生まれてから、いろいろな経営という冒険をします。 その結果、うまく経営できたり、できなかったりが貸借対照表に積み重なっていきます。 社長の個性で積み重なり方も変わります。 積み重なるのは数字だけではありません。もちろん、会社にも同じようにいろいろなものが積み重なっていきます。実は、会社自身の積み重ねをルールの中で数字に変えたものが貸借対照表です。 だから、貸借対照表には会社の歴史や個性が書かれています。

A 損益計算書ってなに?

損益計算書はこんな形をしています。
損益計算書

 損益計算書は、会社の1年間だけの成績表です。1年が終わると数字の積み重ねはなくなり、次の年にまた0からスタートします。 そのため、今年1年どの程度頑張れたかを見ることができます。

 数字の上ではとても成績が良い年があっても翌年には影響がありません。そのため、昨年すごく良い成績でも今年の成績が悪ければ、悪い数字になります。 ただし、実はまったく積み重ねがないわけではありません。

 損益計算書の結果は、数字の上では貸借対照表に積み重なっていました。同じように実際の会社にも経験や人が増えたり、機材が増えたりという形で積み重なっていました。 そのため、昨年が終わった時、会社にはいろいろなものが積み重なっています。つまり今年の損益計算書は、昨年までの積み重ねを使った成績表なのです。

 例えば、4年生の成績は3年生までどのくらい頑張って勉強をしたかという積み重ねが大きく関係してきます。3年生まですごく頑張った人は4年生のスタートはたくさん学んだことを使うことができます。 逆に、3年生までがんばってこなければ、4年生の間は、3年生までの分も頑張らなくてはいけません。

 しかし、3年生までの間、頑張った人も頑張らなかった人も、3年生の成績表が4年生の成績表に影響はしません。4年生で頑張れるかどうかが、4年生の成績にあらわれるのです。 損益計算書には、今年の頑張りが書かれています。  

B キャッシュフロー計算書ってなに?

キャッシュフロー計算書は、貸借対照表や損益計算書ほど有名な形があるわけではありませんが、よく使われるものはこんな形です。
キャッシュフロー計算書

 キャッシュフロー計算書は、現金の増減を表したものです。今年の初めいくらの現金があって、最後に現金がいくらになったかが書かれています。 図に箱が3つあるように、現金の増減を3つの種類に区分けして書いてあります。そのため、どういう理由で現金が増えたのか?どういう理由で現金が減ったのか?がわかります。 ただ、すべての現金の増減を一つずつ書くと、すごい量になってしまうので、損益計算書や貸借対照表で使われている言葉で、まとめてあります。 しかし書かれていることは難しいことではなく、今年○○円銀行から借りたから、○○円増えたのようなことが書かれているだけです。

 キャッシュフロー計算書が必要な一番大きな理由は、会社の将来の現金がどうなるのか?を知るためです。なぜなら、会社は現金さえあれば、儲からなくてもつぶれません。 儲かっていても、現金が無くなればつぶれます。キャッシュフロー計算書と、他の帳票を使うと、将来の現金がどうなりそうか見えてきます。この当たり前のことを知るために必要なのです。


次回は、損益計算書を見ていこう:売上と利益とは?です。


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