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◆ 財務諸表のルールとは

財務諸表には、おおきくわけると次のようなルールがあることを前回お伝えしました。

  @ 嘘をつかないこと

  A 決められた形式(フォーマット)で書くこと

  B 会社の商売をわかりやすく説明すること

それでは、この3つのルールはどうしてあるのでしょうか?ルールの役目や理由など、それぞれのルールについて詳しく説明していきます。

@ 嘘をつかないこと

 1つものルールは嘘をつかないことです。 財務諸表のルールで一番大切なルールが、この「嘘をつかないこと」です。 すごく当たり前だと思いませんか?でも、だからこそ一番大切なルールなんです。どうしてでしょう?

 財務諸表は自分で書くものでした。そうすると、少しでも自分をよく見せようとするかもしれません。 自分をよく見せたくなったら、あまり頑張れなかった部分を、すごく頑張ったと書いてしまうかもしれません。 しかし、会社にはたくさんの人が関係しているので、財務諸表の数字をたくさんの人が使っています。 もし、嘘書いてもよいルールだったらどうなるでしょうか?

 例えば、銀行からお金を借りたかったので、財務諸表の数字を会社がすごく稼いでいるように嘘をついて書いたとします。 この財務諸表を見て、銀行がお金を貸したのですが、実は財務諸表が嘘だったので、ちっとも稼げませんでした。 結局、会社は調子が悪くなり、銀行から借りたお金をお金を返せなくなってしまいました。

 こういったことがあると、銀行は財務諸表の数字を信用しなくなってしまいます。 ほかの会社の財務諸表を見たときも、本当だろうか?と疑うことになります。 結果的に、お金を借りたかった会社は、財務諸表で自分の会社を説明することができません。 そのため、数字以外の言葉で会社を説明するのですが、数字を使わないと会社の状態を伝えるのがすごく難しくなります。 このように、財務諸表にうそを書いてよくなると、お金を借りるのがとても難しくなってしまいます。 お金を借りたかったのに借りれなくなってしましました。

 財務諸表を使っているのは銀行だけではありません。お金を借りることが意外にもたくさんの問題が起きそうですね。

A 決められた形式(フォーマット)で書くこと

 2つめのルールは財務諸表は、こんな風に書きなさいという形が決められています。 たとえば、見た目だと貸借対照用なら、左の図の"右と左に四角を積み上げてバランスをとった形"、損益計算書なら、右の図の"横向きの階段みたいな形"です。
貸借対照表  損益計算書
ほかにも、各順番や書くことなど、細かいルールがあります。 このように形式が決まっている一番大きな理由は比べるためです。 1つ目のルールで、財務諸表には会社の本当のことが書いてあることになります。 そこで、2つ目のルールですべての財務諸表を同じように書いてもらうようにします。 財務諸表は数字でできているので、同じように書いてもらえば、いろいろ比べることができます。

 例えば、最近調子がよい会社と一緒に仕事がしたいなと思ったとき、たくさんの会社を簡単に比べることができます。 しかも数字を比べるので、はっきりと違いが判ります。

 自分の会社はよくなっているか、悪くなっているかを比べるのにも使います。昨年や一昨年とくらべて、今年はどうだろうか? これも数字で比べるので簡単に比べることができます。

 もし形式が決まっていないと、比べることができません。例えば、太郎君と花子さんの成績を比べる場合を考えます。 太郎君の成績表には国語と体育だけが書いてあり、花子さんの成績表には算数と音楽だけが書いてあるとします。 そうすると、太郎君と花子さんの成績を比べることができません。
 カイヘイ小学校も、ラソール小学校も成績を5(良い)〜1(悪い)で成績を付けているとします。 しかし、カイヘイ小学校は5にしてよいのが10人に1人、4にしてよいのが10人に3人なのに対して  ラソール小学校は5も4も何人つけてもよいとします。、もし下の図のようにカイヘイ小学校とラソール小学校の成績がついているとすると カイヘイ小学校の4とラソール小学校の5はどちらがよい成績でしょうか?

比べる方法

 このようになってしまうと比べることができません。しかし、人は比べないとどちらが良いか悪いのかを知ることができません。 そのために、いろいろな会社を比べることができるよう、形が決まっています。

B 会社の商売をわかりやすく説明すること

 3つ目のルールは会社の商売をわかりやすく説明することです。 このルールは、あくまで1のルールと2のルールを守った上でという条件があります。 しかし、この3のルールがあるからこそ、財務諸表にいろいろな会社の個性が出てきます。 安全第一で無理はしない会社や、チャレンジが好きな会社などが見えてきます。

 例えば、古くなってしまった商品をもっているとします。財務諸表では、古くなった商品を売れると思われる金額に変更してもよいですし、そのままでもよいというルールがあります。 ある社長はダメかもと思うものをどんどん金額を下げてしまいます。むしろ財務諸表に金額を下げて書くぐらいなら安く処分してしまうこともあります。 別の社長は、古くなっても時間をかけると少しづつ売れるのでそのままにしておくことにしました。つまりそのまま財務諸表に残ることになります。 このように、財務諸表にどう書くか?ということから、その後の行動が変わり最終的な財務諸表が大きく変わるため、社長の性格が見て取れます。
ちなみに、売れると思われる金額を決めるにもきちんとルールがあります。


次回は、財務諸表って具体的には?です。


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