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◆ 財務諸表を作るのはだれ?

 通知表は学校の先生が作ります。先生が、クラスのことも生徒のことも一番よく見てわかっています。 だから、先生が作ることに不思議はありません。 もし、もらう人が自分で作ったらどうでしょうか? 全部、一番いい成績にしてしまいませんか?それに、○○をもっと頑張りましょうなどと書くのはなかなか難しいですね。 そんな通知表では、書いてあることが本当かわからなくなってしまいます。 当然、おうちの人も困ってしまいます

 しかし財務諸表は、成績をつけられる会社が自分で作ります。 学校の通知表は、自分で作らないのに、会社の通知表は自分で作るのです。 とても不思議ですね。 自分で作って大丈夫なのでしょうか?

◆ 自分で書いても大丈夫な理由

 通知表は自分では書きません。でも財務諸表は自分で書きます。なぜそれで大丈夫なのでしょうか?

 なぜなら財務諸表には書き方のルールがあるからです。そしてルールを守っていない財務諸表を作ると罰があるからです。 本当は罰が無くてもきちんと書くべきなのですが、都合が悪くなってくるとついつい嘘をついてしまう人がいます。 だから、嘘をついた人には罰があるというルールになっています。

 時々ニュースで「粉飾決算」という言葉が出てきて、社長たちが頭を下げているのは、嘘の財務諸表を作ったことがばれたためです。 この場合、ばれて謝るだけではすまず、いろいろな罰があります。 小さな会社の場合も、税務署が嘘の財務諸表をもとに税金を払っていないかを時々チェックします。 この時、嘘がついているのがばれると、最初よりもたくさんの税金を払うことになります。

 それでも、なぜ自分で作るのかといえば、ほかに作れる人がいないからです。 基本的には1年に1回作るのですが、1年分の会社の情報を数字にまとめて成績表を作るというのはかなり大変です。 また、作るにあたっては会社のことをよく知っていないとできません。 ですから、ほかの人が作ることはすごく難しいため、会社自身(実際は社長たち)が作るしかないのです。

◆ 財務諸表のルール

 そんな財務諸表のルールはどのようなものでしょうか?大雑把にまとめると次の3つです。

  @ 嘘をつかないこと

  A 決められた形式(フォーマット)で書くこと

  B 会社の商売をわかりやすく説明すること

@とAのルールはとても分かりやすいです。ポイントはBです。 Bがあるため、ルールがはっきりと決まらないので、財務諸表が会社自身にしか作れなくなります。 どういうことかというと、例えば、鈴木電機とスモールカメラがまったく同じようにお金をもうけても、同じ財務諸表にならなくなります。 なぜかというと、財務諸表を作るにあたって、社長たちがどのように商売をしているか、どんな会社かということを 財務諸表からわかるようにしたいためです。

 ルールが1つしかないと、リスクを大きくしてたくさん儲けようとする会社と、リスクを少なくして儲けはほどほどでよい会社が たまたま、まったく同じ儲けだった時、まったく同じ財務諸表になってしまいます。 それでは、リスクをとる会社と、安全に商売する会社の違いがわかりません。 そのため、社長たちがどのように商売したいかが財務諸表からわかるようにしたいのです。




次回は、財務諸表のルールをもう少し細かく説明していきます。


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