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◆ 会社がどのくらい頑張ったかを通知表で確認

通信簿
 学校へ行くと、学期の終わりに通知表をもらいます。 最近は1年が2学期に分かれる2学期制の学校もあるそうですが、 私が子供のころは3学期制だったので1年に3回、通知表を受け取りました。 通知表をもらうときはいつもいやな気持ちになったものです。

 そんな通知表には、学校でどのくらい頑張ったかが、成績として書かれています。 通知表の素晴らしいところは、きちんと数字で評価されており、基準がとても分かりやすいことです。 さらに、数字だけでは理解しずらい部分は、数字の評価だけではなくて、先生からのコメントが書かれています。 そのため、数字とコメントの両方を合わせると、よくできたところ、もっと頑張るところがとてもよくわかるようになっています。

 大人になると、なかなか自分の成績を評価してくれる人はいないので、経営者になった今は、とてもうらやましいと思います。 しかし大人は評価してもらえませんが、会社は自然に評価されるようなルールになっています。 それが、財務諸表です。

 つまり財務諸表は会社の通知表なのです。

◆ 財務諸表を読むのはだれ?

 先生が一生懸命作る通知表はだれが見るでしょうか?

   自分がどのくらい頑張れたかを知るため、もらった人が見ます。 他には、学校でどのくらいがんばっているかを知るため、おうちの人が見ます。 成績がとても悪いとすごく怒られてしまうでしょうか? できれば怒るのではなく、これからどうすればよいかということに使ってほしいと思います。

 得意なところ苦手なところがわかります。どうすればよいかの参考にもなります。 例えば、苦手なところはあきらめて得意なところを伸ばしてみてはどうでしょうか? 国語が得意で算数が苦手というのは珍しくないと思います。 算数が苦手でも、大人になれば、足し算と引き算ぐらいできるようになります。普段の生活には特に困りません。 ですので、得意な国語を伸ばして、人にとても上手に伝えられるようになるというのもすごい強みです。

 では、財務諸表はだれが見るのでしょうか?本当に必要なのでしょうか?

 会社にはたくさんの人が関係しているため、財務諸表はたくさんの人が見ます。 ですから、会社にも通知表が必要です。

 たとえば、税務署は税金の計算に使います。税金は、会社がもうかったら国にその一部を支払うルールです。 財務諸表をもとに、もうかっているかを確認します。もうけを少なくしていないかを確認するのにも使っています。

 銀行はお金を貸すのが仕事です。貸したお金が返ってこないと損をしてしまいます。 そのため、お金を借りたい会社の通知表を見て、貸したお金が返ってくるかを考えるのに使います。 そして、きちんと返してもらえそうな会社にお金を貸します。 その時は、会社の得意なところ、苦手なところを財務諸表から調べます。 苦手なところ以上に得意なところがあれば、きちんと儲けて返してもらえるのではないかな?と考えます。

 ほかにも会社にお金を貸す人、一緒に仕事をする人など、会社の通知表はたくさんの人が必要とします。

◆ 財務諸表が数字で書かれる理由

 財務諸表が数字で書かれている一番の理由は比べるためです。 数字で書かれていないと、はっきりと比べることが難しいからです。

 通知表でも、成績の3と4を比べることはできます。どちらが良い成績かすぐにわかります。 でも先生のコメントを比較することはとても難しいです。 それぞれの人のコメントには良いところ、悪いところがわかるようには書いてあります。 でもAさんへのコメントと、Bさんへのコメントのどちらが良いことが書いてあるかは見る人によって 判断が違ってしまう場合も少なくありません。

 財務諸表は、いろいろな人がたくさんの会社を比べるために使います。 そのため、すぐに比べられないと困ってしまいます。 この時、コメントのように文字で書かれていると、結局、どの会社が良くて悪いのかを判断するのにものすごく時間がかかります。 しかも、その理由がはっきりしません。 それでは困ってしまいます。

 例えば、銀行はお金を貸すときに、どちらの会社にしようか?と比べます。 きちんと返してもらえそうなのはどちらか?を比べるのに使います。 ちなみに、銀行にお金を借りる時も、通知表のようにコメントがあると借りやすくなります。 事業報告書という名前もついています。 先生が作ってくれる通知表と同じように、数字だけではなくコメントを付け加えることで、より分かりやすく伝えます。

◆ インターネットで見れる

 有名な会社の多くは、財務諸表をインターネットで見られるようにしています。 検索するときは、「有価証券報告書」という名前で検索してみて下さい。 かっこいい車を作っている会社、おいしいお菓子を作っている会社、楽しいおもちゃを作っている会社など、 好きな会社がどのくらい頑張ったのかを見ることができます。

次回は、財務諸表の作り方です。


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