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ブルーオーシャン戦略とは?

一寸法師
昔話で経営塾。今回は一寸法師がテーマです。
おじいさんとおばあさんが神様に子供をお願いし賜ったのが身長3cmの一寸法師でした。 ある日、一寸法師は武士になりたいと京に向かい、とある屋敷で働きだします。 その後、鬼に襲われた姫を助け、打ち出の小づちで大きくなり、幸せになるという話です。 (※ 詳しく知りたい方は、wikipedia:一寸法師を参考)

ここでとり上げたいのは、一寸法師がどうやって武士になったのかです。 本来武士とは、偉い人を守るため強い者のはず。 それにもかかわらず、小さくて弱い一寸法師は武士になりたかった。 そんな一寸法師が選んだ戦略はどのようなものだったのかを考えます。

◆ ポイントはライバルのいない場所

有名な経営戦略の一つにブルーオーシャン戦略というものがあります。 考え方はいたってシンプルです。 ライバルのいない市場で戦うことです。

ライバルのいない市場で商売ができれば、高い値段をつけることができます。 高い値段を付ければより良いものが提供できます。 売主が悪徳でなければ、本来は非常に良い循環になります。

これに対してたくさんのライバルがいる市場のことをレッドオーシャンと呼びます。 レッドオーシャンとは、戦い傷ついた血で海が赤くなったイメージです。 基本的にこの市場はひたすら価格競争、つまり安値競争です。

◆ ブルーオーシャンの事例:Wii

ブルーオーシャン戦略に成功した多くの事例がありますが、だれでもわかりやすい事例はWiiです。 それまでのゲーム機は、映像が映画のようになり、音楽がオーケストラのようになり、 機械がどんどん高機能化していきました。

その結果、ゲーム機やソフトの開発費用が増え、値段が高くなっていきました。 このとき、主にゲームを行っていたのは20代から50代ぐらいの男性。 値段は高いのに儲からず、市場もかなり偏ってきていました。

ここで、Wiiはターゲットを大きく変えました。全年齢、とくに主婦です。 だいたいどの家でもリビングと財布はお母さんが一番力を持っています。 そのお母さんをターゲットにした商品づくりをしました。

だから、Wiiはゲーム機らしくない形であり、リビングになじむ白色になっています。 (属性、ターゲット等はかさ地蔵を見て、考えてみてください。)

また商品を、"一人でやるゲーム機"ではなく、"家族で楽しむ余暇"に変えました。 こうすることで、いままで誰も入っていなかった市場で商売をすることに成功しました。

◆ 一寸法師の場合は?

さて、一寸法師にもどって考えてみます。 従来、武士という市場は、体が大きくて剣の上手な者がなる市場でした。 日本中から、成り上がろうというものが集まってきており、 常に強くなければならず、厳しい競争の場所だったはずです。

まさに、レッドオーシャンです。

これに対して、一寸法師は、3cmしかありません。 通常の方法で戦えば、まったく相手にもなりません。 武士として取り立ててもらうことは不可能です。

そこで、一寸法師はまったく新しい自分にしかない市場を探します。 そのために一番良い方法は、一寸法師にしかない圧倒的な強みがあることです。 (強みや弱みは、さるかに合戦を見て、考えてください。)

一寸法師の圧倒的な強み、それは、3cmしかないことです。 こればかりは、子供にだって真似することはできません。

◆ 一寸法師の目指すべき市場は?

一寸法師は圧倒的な強みを武器に新たな市場で勝負に出ます。 小さいことを売りにした市場です。

一寸法師は、取り立ててもらうとき、小さいということを売りにします。 姫様に好かれるようにしたり、小さいものが頑張っていることをアピールしたり。 通常の武士として取り立ててもらうのではなく、姫様の愛玩動物的なポジションを狙いました。
武士という形式でなく、武士の本質に立ち返ってご主人を守ることができるのが無事である。 つまり従来の武士をあきらめたことで、一寸法師の中でだけ確立した武士になったのです。

とりたてたほうも武士として取り立ててはいません。 他の武士候補も相手にしないので、競争にもなりません。 武士として成立しているのは、一寸法師の心持だけです。

しかし、この結果、一寸法師は一切競争が発生しない場所を確立しました。 その後、マスコットポジションで姫様との固い絆を作り安定を強くします。

そして、打ち出の小づちで大きくなった一寸法師は、姫様との強い関係性を生かし結婚。 運も味方につけ、通常の武士からでは得られない圧倒的なポジションの確立に成功しました。

◆ ブルーオーシャン戦略のポイント

ブルーオーシャン戦略のポイントは、一寸法師のように誰もいない市場を探すことです。 ただし、気を付けないといけないのは市場にだれもいない可能性があります。 そのため、お客さんがいるかを小さな商売で試さなければいけません。

小さな商売を試すことで、市場にお客様がいるかと、いたとしたら欲しがっている価値を探すことになります。 一寸法師は売り込みの際、いろいろな方法を使ったはずです。 それこそが、自分の市場があるのか、あるとしたら価値はなにか?を試したでしょう。


また、一寸法師のように、なにかを捨てたり減らしたりすることも非常に重要です。 昔のゲーム機はとにかくひたすら機能を付け足しました。

しかし、Wiiはゲーム機としては古い機能のみを組み合わせています。 きれいな映像も壮大な音楽も複雑なボタンも全部捨てています。 ときには減らすことがとても重要です。


さらに、市場が生まれるとその後、レッドオーシャン化する場合があります。 似たような商品が、どんどん入ってきてしまうためです。 幸い、一寸法師は覆せないような圧倒的なポジションを確立しましたが。


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次回は、3枚のお札から学ぶの外注戦略を考えます。
外注の基本的な使い方、コストの考え方を考えていきます。


経営戦略のメモ
ブルーオーシャン戦略


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