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弱い者こそ頭を絞れ!さるかに合戦でみる子ガニたちの戦略

さるかに合戦
昔話で経営塾。さるかに合戦の最終第4回です。
さるかに合戦では戦略の基本的な考え方に触れてきました。 子がに達の戦略と戦術とは、どのようなものでしょうか?

  ◆ 戦略を思いかえすと。

戦略とはどのようなものだったかを思い出してみると次のようなものでした。
1.目指すべきゴール
2.今の状況
3.2(今の状況)から1(目指すべきゴール)へ行く方法

ここに、これまでの分析結果を踏まえると、
1.目指すべきゴール = 猿に復讐すること
2.今の状況 = 小さく弱いが、小さく弱いものを助ける社会背景がある
3.2から1へ行く方法 = 自分のアイデアを買ってくれる仲間に復讐をしてもらう
となりました。

今の情報をきちんと分析することで、子がにの強みになる可能性を洗い出しました。 ここでは戦う武器の候補をたくさんあげる作業を行いました。 そして、猿や、さるかに合戦の世界を分析したことで子がにの強みが見つかったため、 猿に復讐するための戦略が見つかりました。

一番最初は、どうやって子がにが戦えばよいのかわからないようなどうにもならない状況でしたが、 きちんと戦略を立てることで、だいぶ目的達成の可能性が高くなっています。

本来の商売上の戦略であれば、さるかに合戦よりも当然、もっと踏み込んで考えます。 ですので、うんうんうなったりします。スムーズに決まることもあります。

◆ 戦略は仮説。変更する勇気を持とう。

それでも、大事なことはいつでも戦略を変更できる柔軟性を持つことです。 戦略はあくまで、わかる範囲で分析した仮説にすぎません。 情報が変われば大きく変わってしまうことがよくあります。

例えば今回の場合、猿は母がに以外に、あまりひどいこをしていなかったという事実が分かった場合、 他の被害者に仲間として復讐してもらう戦略そのものがひっくり返る可能性があります。 その場合、当然、新たに分析が必要です。

つまり作り上げた戦略は地図の役目を果たしますが、完ぺきではありません。 白紙よりもいろいろな情報がありますが、その情報には間違いがありえます。 その場合は、前の情報に新たな情報を加えて新たな戦略作りの情報になると考えておくべきです。

一度決めた戦略を大事にしすぎてしまうとかえって大きな失敗になります。

戦略を大事にしすぎて傾いた有名な企業にパナソニックがあります。 経営の神様と呼ばれる松下幸之助があまりに偉大であったことで、 死後も戦略の変更に着手できませんでした。

松下幸之助の戦略はあくまで、彼の生きていた時代の物でした。 その後の時代変化についていくための戦略変更を行えなかった結果、 巨人パナソニックは大きく傾くこととなります。

その後、戦略を変更することで立ち直りました。 このように、たとえ偉大で優秀な人が作ったものであったとしても、 戦略は堅持し続けるものではなく、状況に応じて柔軟に変化させるものなのです。

◆ 戦略に合わせた戦術を作ろう

戦略を決めたら、現状からゴールへ行くための細かい手順を考えていかなければいけません。 この細かい手順、つまり実際にやるべきことが戦術になります。

戦略と戦術は違うものです。戦術はあくまで戦略にあわせて考えるものです。 売上を上げるなどの目的があると、ついつい現場で使う実際の戦術を考えたくなりますが、 戦略に合っていない戦術は失敗する可能性が高くなります。

その大きな理由の一つとして、会社が向かって居る方針とズレたものになるためです。 あくまで戦略を立てる、もしくはすでにある戦略を見直してから戦術を作らなければいけません。

例えば、さるかに合戦で、子がにが猿に対して正面からでは復讐できないとおもい、 いきおいあまって奇襲するための戦術を考えたとします。 しかし、その戦術は、今回検討した戦略と一致していません。 戦略と一致しない戦術は、狭い視点で物事を考えているため失敗することが多くなります。

その後、子がに達は戦略に沿った形で戦術を練り上げます。 流れとしては、誰かに子がにに変わり復讐をしてもらわなければならないため、 猿から被害を受けたものの中から子がにを助けてくれる相手をピックアップします。

そして、ピックアップした臼、蜂、栗、馬糞が実際に子がにを助けたくなるような交渉手段を考えます。 同時に猿の行動分析に基づいた、当日の復讐プランも作る必要があります。

このプランをもとに、臼、蜂、栗、馬糞に交渉を行いプランに参加してもらいます。 このように戦略をもとにして、その戦略に沿った形で戦術を組み立てていきます。

結果は、さるかに合戦のお話しでわかる通り、大成功です。 臼、蜂、栗、馬糞に助けられ、無事、子がには猿に復讐することができました。 行き当たりばったりで、猿に復讐を試みていたら、きっと失敗したでしょう。

小さくても強みを生かしきちんと戦略を練れば効果が出ます。 その戦略がたとえ上手くいかなくても、ベースとして新たな戦略を練ることができます。

経営には戦略が必要です。


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今回でさるかに合戦はおしまいです。
次回は、かさ地蔵で市場調査を考えます。 かさ地蔵のおじいさんはどうして傘が売れなかったのでしょうか?


経営戦略のメモ
本日は戦略と戦術の違いを取り上げました。


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