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なぜ、子がにたちは猿に勝てたのか?

さるかに合戦
昔話で経営塾。最初のテーマはさるかに合戦です。

さるかに合戦は、子ガニたちが、猿に殺された母ガニの敵を討つため、臼、蜂、栗、馬糞に助けてもらって、敵討ちを成功させるお話です。 (※ 詳しく知りたい方は、wikipedia:さるかに合戦を参考)

しかし、すごく弱い子がにたちは、なぜ猿に勝てたのでしょうか? 普通に考えれば、母がによりもずっと弱い子がにたちにはなすすべもないはずなのに。 勝ったことには、ちゃんと理由があるはずです。

ここでは、お話の裏側。書かれていないところを、ぐっと掘り下げて考えていきます。 小さな子がにたちが勝った理由から、小さな会社が商売で勝つコツが見えてくるはずです。

商売の世界ではどうでしょうか?商売の世界でも小さな会社なのに、しっかり儲けている会社があります。

さるかに合戦の子がにのように、猿(大会社)をやっつけてはいませんが、 多くの大会社が商売に困って大赤字を出す中、悠々と黒字を出す子がに(小さな会社)があります。 さるかに合戦の子がにと、商売の子がに(黒字の小さな会社)には、ある共通点があります。

◆ 勝つためのポイントは、戦略があること。

では、戦略とは何でしょうか? ざっくり言ってしまえば、この3つです。

戦略とは

1.目指すべきゴール
2.今の状況
3.2(今の状況)から1(目指すべきゴール)へ行く方法

大事なポイントはこの3つを"できるだけ・具体的に・はっきりと・文字にして"考えることです。 かなりしつこい文章ですが、すごく明確にしてほしいのでくどくしました。 そして、必ず1→2→3の順番で行います。


◆ 戦略を立てる順番はとても重要で、必ずゴールから決めること。

なぜ、ゴールを決めてから、今を決めるのでしょうか? 実はゴールが決まっていないと、2つ目の”今”が決まりません。 ”今”は自分のことなのに、変な気がしますが、ゴールに合わせた今を探す必要があるためです。

例えば、小学生の子が将来の目標を決める場合を考えてみます。 サッカー選手とする場合の”今”は、自分の運動能力やサッカーの技術が今になります。 でも、将来の目標がロボットエンジニアだった場合はどうでしょうか? この場合の”今”は、算数や理科がどのくらいできるのか?になるかもしれません。 このように、ゴールによって考える”今”は変わってしまいます。

大谷選手のマンダラチャートはとても有名になりました。 これも、はっきりとしたゴールがあって、今の自分を考えて足りない部分を埋めるという順番になっています。

ちなみにですが、ここでは詳細に触れませんが、目指すべきゴールを決めるにあたって、 会社の使命とかビジョンといったものがあるとよいです。 経営は悩んだり困ったりすることが多いので、ずっと遠くにある本当の目的があると ゴールが間違いにくくなったり、行動がぶれなくなるからです。

子ガニたちにしてみると、「安心して暮らせる平和な村づくり」かもしれません。


◆ 子がにたちにも猿に勝つための戦略が必要

さて今回、戦略を必要とするのは子ガニたちです。
つまり経営で言うなら社長役が子ガニたちになります。
さるかに合戦
子ガニたちは、母ガニを猿に殺されてしまいました。 ですから、何とかして猿をやっつけたいと思っています。

ですから、1の目指すべきゴールは、猿をやっつけることですね。 しかし、なにも考えずに猿に向かってしまうとどうなるでしょうか? 母ガニをだまして殺してしまうほどの猿です。 よほど運がよくなければ、子ガニたちはあっという間にやられてしまうでしょう。

経営でも同じです。何が売れるのか?ライバルは?ほしいと思う人たちがいるのか? しっかり考えないで商売を始めれば、何も考えずに猿のところへ行った 子ガニたちと同じようになってしまうでしょう。 バブルの時とは違い、どんぶり勘定でがむしゃらにやっても結果は、なかなかついてきません。

では、子ガニたちはじっくりと何を考えたでしょうか? 母ガニを猿に騙されて殺されておりとても悔しい思いだったでしょう。 さるかに合戦の結末でも、さるに敵討ちをしてメデタシメデタシとなっています。

ですから、今回の子ガニたちの場合には、当然、
ゴール = 猿にかたき討ちをする
となるでしょう。 このゴールは、さきほどのビジョン「安心して暮らせる平和な村づくり」を達成するための途中過程にもなっています。

でも、実は、先ほどのビジョンからゴールを考えると、「猿を改心させて村の役に立たせる」がゴールでもよいと言えます。…感情的に厳しいと思いますが。

では、簡単にかたき討ちができそうでしょうか? 自分たちより強くて賢い母ガニが簡単に殺されてしまったことを考えると 簡単にかたき討ちできない気がします。

◆ 子がにが考えるべき戦略ってなに?

ここで考えるべき戦略はどのようなものになるでしょうか? まずは基本中の基本、自分(子ガニ)と相手(猿)の分析が必要です。

しかし、その前にもう一つ、今を考えるうえで、とても重要なことがあります。 それは、子ガニと猿のいる世界について考えなければいけないということです。

これは経営で言うなら商売をする場所や環境やいろいろな要因を含めたものに当たります。 ちなみに、この商売をする場所や環境やいろいろな要因を含めたものを市場(しじょう)と言います。 経営でも、自社と競合と市場の3つを考えることが基本になります。

地理的なものだけでなく、どんなお客様がいるのか、技術は?政治は?等々様々な要素を全部含んだものが市場です。 その中でも特に、顧客のことについて分析していくのが市場の分析の最も重要な要素になります。

さるかに合戦の世界でいうなら、村、周りに生きているもの、決まり事等、猿や子がにの住む世界観に当たると思います。 もし、今の日本みたいに警察がいて、法律があり、裁判があり、死刑があるならお任せが良いかもしれません。 "コロシ"の事件ですから、猿よりもずっと強いものにまかせることができます。

ただでさえ弱い子ガニです。返り討ちに合う心配はぐっと減ります。 小さな会社が状況を作ることは非常に困難です。 ですからこのように、状況に合わせた戦略を考えるなければいけません。


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次回は、子がにたちがどのように戦略を考えたかを見ていきます。 小さな子がにたちにこそある強みとは、どのようなものでしょうか?


●経営戦略のメモ
本日の戦略で取り上げたものは3C分析です。
3C分析は下記の3つの頭文字をとったものです。
Customer(市場):市場や顧客のニーズの変化
Competitor(競合):競合が「Customer」の変化にどのような対応しているのか
Company(自社):「Customer」「Competitor」を踏まえて自社が成功できる要因を見つける


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