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書籍紹介

小さな企業が生き残る

タイトル:小さな企業が生き残る
著者:金谷勉
発行:日経BPマーケティング


書評と感想

 他社にない技術を持つが、慣習や地域等、それを商売に活かせていない会社を再生させる事例集。 筆者はデザイナー兼デザイン思考のマーケッターで、小さな会社に埋もれている素晴らしい技術から商品を作成し流通に乗せるサポートをしている。

 いくつかの事例があり、おおむね昔は受託事業であったが、高い技術を生かし自社製品を開発することで、会社のピンチを乗り切っている。 鯖江の眼鏡屋さんが作る高級耳かきや、竹工芸職人の作るアクセサリーなど、多数が紹介されており、零細企業が技術を生かして成長するためのヒントが隠れている。

 本書では自社商品は売れればもちろんよいが売れなくてもよいという考えが述べられている。これは全くその通りだと思う。 BtoB(企業向けの製造業等)の場合、簡単に消費者に向けて商品を流通させるのは難しい。 さらに、取引金額を考えると、消費者向けの商品販売で法人向けの売上を超えるのは簡単ではない。

 しかし、視点を変えて、消費者向けの製品が、今の利益に大きな影響を与えなくてもよいと考えれば、 自社商品はアドバルーンのように世間に伝えてくれる。 しかも、自社と他社の差別化はされているし、うまくいけば地方新聞なども取り上げてくれる。 最終的に自社商品は広告宣伝等に役立ってくれればよいわけで、経営者の視点できちんと計画を立てて、経営方針に沿った活動できることが重要。

 自分が高専⇒エンジニアというプロセスを踏んだ経験から、ここで取り上げられている会社の技術者魂×販売音痴というのは非常に納得がいく。 多くの技術者にとって販売は未知のものであり、興味がないもの。 技術をやり続けるほうが大好きなので、どうしても手が伸びない。 しかしそれではダメで、著書でも述べられていますが、販売することをきちんと分析しなければ、ただの作品になってしまうので、まったく売れない。

 高専なども含め、技術を教えるところでは、基本的な商売の原理原則や営業活動の授業を入れたほうが良いだろうなぁとは思う。 そうしなければ、技術が結局、日の目を見ない。 小さな企業を活かして成長させる良いアイデアは簡単に浮かぶものではないが、発想法を変えておけば、技術が日の目を見る機会がぐっと増えると思う。 また、小さな会社が生きていくいろいろな道が出てくると思う。

用語はざっくりいうとこんな感じ。もやっとしてるので気になる方は専門書へ
 ※ デザイン思考:デザイナーっぽい発想で商品開発をする考え方
 ※ マーケッター:イメージとして商品開発と販売活動ををする人



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