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書籍紹介

消費税 軽減税率・インボイス導入の完全対応ガイド

タイトル:平成30年度改正対応 消費税 軽減税率・インボイス導入の完全対応ガイド
著者:芹沢光春・伊藤丈嗣・岩山将之
発行:ぎょうせい


書評と感想

 軽減税率やインボイスについては、口から指標やQ&Aが出ています。 ただ、それだけでは不安な点もあるため、知識のモレを少しでも減らすため読みました。 念のため、軽減税率導入までの間にもう1〜2冊読む予定です。

 本書は、軽減税率の導入とインボイスの義務化についてわかりやすくまとめています。 対象は経理マン、会計人、税理士だと思われます。 制度そのものがかなり素人に厳しいので、その全体を網羅しようとするとやむを得ないのですが、素人が読むには、ちょっと厳しいですね。

 国のQ&Aなどや他社の著書も参考にわかりやすく説明されています。 消費税の軽減税率について気になっている経理マンや税理士であれば、一読しておくとよいと思います。


 軽減税率の問題についてはニュースでも徐々に取り上げられるようになりましたが、実際に素人が運用できるのかは疑問です。 多くの会社では旧8%、新8%、10%が混在するうえ、場合によっては5%も生き残っています。経理上はこの違いをはっきりすることになっていますが現実的には厳しいでしょう。 国もインボイス導入までの間は領収書等の不足部分については追記が可能といったぐあいに柔軟性を見せているので、この間の多少の経理ミスはやむを得ないと考えていると思います。 インボイス導入への布石程度の考えかもしれません。

 契約では、31年9月30日と10月1日の引き渡しについての注意はもちろんのこと、ある程度の長期の請負契約などの場合、31年3月31日までの契約がなされているかが重要です。 期限までに印鑑証明をとるなど、税務署へ自分たちの正当性を主張できるよう証拠をそろえておくことも重要です。

 また、インボイス導入に向けて、免税事業者の対応が必要です。免税事業者とは売上1,000万円以下の事業者で消費税を免除されている事業者のことです。 現在は免税事業者からの仕入れも消費税を引くことができますが、インボイス導入後は経過措置を経て、完全に消費税を引くことができなくなります。 例えば、免税事業者から11万円の仕入れを行って22万円で商品を売った場合を例で示します。 ※税率は10%、経過措置については考慮していません。

インボイス導入前に支払う税金
 20万円(商品代)+2万円(消費税) − 10万円(商品仕入代)-1万円(仕入商品消費税) = 10万円(利益)+1万円(納税額)

インボイス導入後に支払う税金
 20万円(商品代)+2万円(消費税) − 11万円(商品仕入代)-0円(仕入商品消費税) = 9万円(利益)+2万円(納税額)

 このように納める税金が大きく変わってきます。この例では20万円なので2万円の差ですが、年間の外注費800万円の場合には、80万円も違ってきます。 このあたりの実際の運用が、社会的に大きな問題になるかもしれません。



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